俺はいつものように、更新を楽しみにしながら洒落怖まとめサイトを見ていた。
その時、俺の叔父さん(オカルト好き)が家に遊びに来てて、一緒になって「へぇ~こんな面白い話がたくさんあるんだ」と楽しく見ていた。
その時、俺の叔父さん(オカルト好き)が家に遊びに来てて、一緒になって「へぇ~こんな面白い話がたくさんあるんだ」と楽しく見ていた。
ちょうど、投票ランキングを見ていた時。
「ちょっと、とめて」
画面を下にスクロールさせる俺に、叔父さんが言った。
「この、リョウメンスクナっての開いてくれる?」
俺は言われるがまま、カーソルを持って行き、クリックした。
「あぁ、これね、去年ちょっとは話題に上った話で、最後なんかちょっとスレがパロディ化して・・・」
「ちょっと黙ってて」いつもは優しい叔父さんが、珍しく険しい表情で言った。
黙って真剣な表情でリョウメンスクナの話を読んでいる。
10~15分は経っただろうか。
叔父さんがようやく口を開いた。
「似てる・・・」「えっ、何と??」
「今日は孝明(←俺の親父で叔父さんの弟、一部偽名)と良子さん(←母、偽名っす)は旅行で帰ってこないんだろ?」
「うん、まぁ」「じゃあ、酒でも飲んで何か摘みながら話すか。あの2人がいたら、また変な話(オカルト系)ばっかりして、ってうるさいからな」そう言うと叔父さんは、瓶ビールとチーズを勝手に冷蔵庫を開けて持ってきて、話し始めた。
「俺の実家が神社なのは知ってるだろう?(出雲大社系、西日本で場所は勘弁して)それでな、地鎮祭とか時々頼まれるわけじゃない?その時の俺ん家の(神社の)決まり事としてな、その土地に骨や死体があった場合、の地鎮祭のやり方があるわけね。
他の神社もやってるかどうかは知らないよ?まぁ詳細は省くけど、とにかく慎重に対処せにゃいかんわけよ。割と近代の骨や死体なら、まだ良いんだよ。
いや、良くはないんだがw、問題なのは古すぎる骨とか、即身仏の類ね。
遺跡などの多い地域は、古代の骨は結構出るし、即身仏もごくごく、たま~に出たりする。
完全な保存状態のはまずないけどね。
そこで、俺の親父の話なんだけど、終戦からちょっと経ったくらいの頃ね。
とある豪商から、「土地を整地してたら変なもんが出てきて、気持ち悪いから来てくれ」って言われたのね。
それで行ってみると、その豪商の家の大きな蔵に通された。
ちょうど、棺桶サイズの木箱が置いてあって、蓋が開いてたんだって。
「こんなもんが出てきてなぁ。気色悪いったらありゃせん」
豪商の言葉を耳にしながら、親父は木箱の中を覗いたんだ。
「アシュラさんやないか!!」
親父は叫んだらしい。
中に横たわっていたものは、まさしく阿修羅像のような、干からびたミイラだったらしい。
まず、通常の人間のミイラを思い浮かべて欲しい。
その顔の左右両脇に、別の人間の切断した首2つを縫い付ける。
そして左右の脇腹に、これまた切断された別の人間の右腕2本、左腕2本を縫い付けてある。
そんなおぞましい(造られた)ミイラだったらしいんだ。
「まだあったんか・・・こんな腐れ外法が・・・」
親父は真っ青になりながらも、急いで木箱の蓋を閉めたんだ。
そして、「見世物にしたらどうか?」と言う豪商の提案を激怒しながら一喝し、強欲な豪商がどうしても譲らないと言い張るので、「俺が金払ってでも引き取る」と言い、結局大枚はたいて買い上げたんだ。
そして「あの腐れ朝鮮人がっ!!」と叫んだらしい。
「??・・・どう言うこと??」あまりに恐ろしく現実離れした話に聞き入っていた俺は、ようやく質問することができた。
もう瓶のビールはあと4分の1ほどしか残っておらず、俺は代わりを冷蔵庫から持ってきた。
「ん、ありがとう・・・そうそう、それでな、さっきのリョウメンスクナって話に物部天獄って出てきたろ?時代的にも違う人物とは思うが、親父の生きてた時代に、金成羅って在日朝鮮人がいたらしいんだ。天魁教ってカルト教団作って、細々と活動してたらしい。こいつがとんでもないヤツで、教団の教えとか偽って信者たちと乱交したり、大金巻き上げたりするわで、まぁ小物っちゃ小物だったらしけどね。それでも、こいつの先代か先々代の教祖が本物だったらしく、色んな呪法のかけ方とか書いて残してた、経典があったらしい。その中に、人工的に即身仏を作り出し、呪いの道具とする方法みたいのがあって、それがさっきのアシュラさんってわけなんだ」
親父が何でそんなに詳しいかと言うと、親父の妹がこのカルト教に感化されてしまって、連れ戻すのに苦労した時期があったらしいんだ。
「それで金成羅ともゴタゴタがあったわけね」
「う~ん、でもそんな教団も教祖も聞いたことないよなぁ」
「そうだろう。でも本当に小さなチンケな教団だったらしいよ。信者もほとんどが在日朝鮮人とか中国人だったらしい。そのくせ、やってる呪法とかが危険な物ばかりだったと。大体ね、どの宗教や邪教の秘術とか呪いを見てもね、リョウメンスクナやアシュラさんみたいな(生命を冒涜するような呪法・呪物)ってのはないんだよね。悪魔教でさ、赤子とかを捧げるのはあるらしいけど、それは一応太古や中世からの伝統であって、このスクナとかアシュラの類は、完全に個人で勝手に考えた思いつき。のような気がするんだよね。狂ってると言うか。逆にそういう素人考えが、凄まじい怨念を発する、危険なものを造り上げたんだろうね」
「うーん・・・それで、そのアシュラさんはどうなったの?」
「親父もホント頑固で昔気質な所があってさ、アシュラさん引き取った後、朝鮮近海の海に捨ててやる!!」とか言い出したらしくてさ。
その頃、金成羅は消息不明だったらしく、ほとんど腹いせだよね。
朝鮮半島に持ち込むにしても検問や入管でそんなミイラ通るわけないし、それで少しでも近くの海に・・・って。
今思えば親父もちょっと狂ってたのかもなぁ。
それで知り合いの漁師に頼んで船出してもらったらしいんだけど、そのアシュラさん積んだ船が、今のk州の西方沖で沈んだらしいんだ。
あぁ、もちろん親父は船には乗ってなかったよ。
「それが今から約50年ほど前かなぁ」
「で、分からずじまいと・・・他にもどこかにそんなミイラがある可能性ってあるの?」
「分からんねぇ・・・親父もアシュラさんの件以来、そういう情報には神経を尖らせていたらしかったけど、とうとう新たなそういう造られたミイラの情報は入ってこなかったらしいよ」
「で、これは完全に俺の推測と言うか妄想に近いかもしれないけど、去年の春ごろ、九州の西方沖で大地震があって、F県を始めK州各地にも被害が出ただろう?」
「あぁあれは怖かったなぁ・・・CDラックとか滅茶苦茶になって」
「あと最近、K州発の韓国行きの高速船や、K州西方沖を走る高速船に、クジラのような生物がぶつかる、ってニュースが多いだろう?怪我人も多数出て」
「あったねぇ。あまりにもぶつかる数が多すぎるよね」
「アシュラさんが沈んでる、九州西方沖と何か関係があるのかな・・・なんてな」
「まさか。ハハハ」
「まさか、ね。あと日本神話にもさ、天津神、国津神ってのが出てきてさ、天津神が朝鮮半島か中国大陸からやってきた騎馬民族で、国津神が日本列島の先住民。戦に天津神が勝利して、朝廷が出来た・・・(あくまでも一説)と言う神話もあるし、7世紀に起きた白村江の戦いや、秀吉の朝鮮出兵、さらに近年に起きた戦争、と、日本と朝鮮の怨恨みたいなものは、深くて根強くあるのかもしれないね」
「ちょっと、とめて」
画面を下にスクロールさせる俺に、叔父さんが言った。
「この、リョウメンスクナっての開いてくれる?」
俺は言われるがまま、カーソルを持って行き、クリックした。
「あぁ、これね、去年ちょっとは話題に上った話で、最後なんかちょっとスレがパロディ化して・・・」
「ちょっと黙ってて」いつもは優しい叔父さんが、珍しく険しい表情で言った。
黙って真剣な表情でリョウメンスクナの話を読んでいる。
10~15分は経っただろうか。
叔父さんがようやく口を開いた。
「似てる・・・」「えっ、何と??」
「今日は孝明(←俺の親父で叔父さんの弟、一部偽名)と良子さん(←母、偽名っす)は旅行で帰ってこないんだろ?」
「うん、まぁ」「じゃあ、酒でも飲んで何か摘みながら話すか。あの2人がいたら、また変な話(オカルト系)ばっかりして、ってうるさいからな」そう言うと叔父さんは、瓶ビールとチーズを勝手に冷蔵庫を開けて持ってきて、話し始めた。
「俺の実家が神社なのは知ってるだろう?(出雲大社系、西日本で場所は勘弁して)それでな、地鎮祭とか時々頼まれるわけじゃない?その時の俺ん家の(神社の)決まり事としてな、その土地に骨や死体があった場合、の地鎮祭のやり方があるわけね。
他の神社もやってるかどうかは知らないよ?まぁ詳細は省くけど、とにかく慎重に対処せにゃいかんわけよ。割と近代の骨や死体なら、まだ良いんだよ。
いや、良くはないんだがw、問題なのは古すぎる骨とか、即身仏の類ね。
遺跡などの多い地域は、古代の骨は結構出るし、即身仏もごくごく、たま~に出たりする。
完全な保存状態のはまずないけどね。
そこで、俺の親父の話なんだけど、終戦からちょっと経ったくらいの頃ね。
とある豪商から、「土地を整地してたら変なもんが出てきて、気持ち悪いから来てくれ」って言われたのね。
それで行ってみると、その豪商の家の大きな蔵に通された。
ちょうど、棺桶サイズの木箱が置いてあって、蓋が開いてたんだって。
「こんなもんが出てきてなぁ。気色悪いったらありゃせん」
豪商の言葉を耳にしながら、親父は木箱の中を覗いたんだ。
「アシュラさんやないか!!」
親父は叫んだらしい。
中に横たわっていたものは、まさしく阿修羅像のような、干からびたミイラだったらしい。
まず、通常の人間のミイラを思い浮かべて欲しい。
その顔の左右両脇に、別の人間の切断した首2つを縫い付ける。
そして左右の脇腹に、これまた切断された別の人間の右腕2本、左腕2本を縫い付けてある。
そんなおぞましい(造られた)ミイラだったらしいんだ。
「まだあったんか・・・こんな腐れ外法が・・・」
親父は真っ青になりながらも、急いで木箱の蓋を閉めたんだ。
そして、「見世物にしたらどうか?」と言う豪商の提案を激怒しながら一喝し、強欲な豪商がどうしても譲らないと言い張るので、「俺が金払ってでも引き取る」と言い、結局大枚はたいて買い上げたんだ。
そして「あの腐れ朝鮮人がっ!!」と叫んだらしい。
「??・・・どう言うこと??」あまりに恐ろしく現実離れした話に聞き入っていた俺は、ようやく質問することができた。
もう瓶のビールはあと4分の1ほどしか残っておらず、俺は代わりを冷蔵庫から持ってきた。
「ん、ありがとう・・・そうそう、それでな、さっきのリョウメンスクナって話に物部天獄って出てきたろ?時代的にも違う人物とは思うが、親父の生きてた時代に、金成羅って在日朝鮮人がいたらしいんだ。天魁教ってカルト教団作って、細々と活動してたらしい。こいつがとんでもないヤツで、教団の教えとか偽って信者たちと乱交したり、大金巻き上げたりするわで、まぁ小物っちゃ小物だったらしけどね。それでも、こいつの先代か先々代の教祖が本物だったらしく、色んな呪法のかけ方とか書いて残してた、経典があったらしい。その中に、人工的に即身仏を作り出し、呪いの道具とする方法みたいのがあって、それがさっきのアシュラさんってわけなんだ」
親父が何でそんなに詳しいかと言うと、親父の妹がこのカルト教に感化されてしまって、連れ戻すのに苦労した時期があったらしいんだ。
「それで金成羅ともゴタゴタがあったわけね」
「う~ん、でもそんな教団も教祖も聞いたことないよなぁ」
「そうだろう。でも本当に小さなチンケな教団だったらしいよ。信者もほとんどが在日朝鮮人とか中国人だったらしい。そのくせ、やってる呪法とかが危険な物ばかりだったと。大体ね、どの宗教や邪教の秘術とか呪いを見てもね、リョウメンスクナやアシュラさんみたいな(生命を冒涜するような呪法・呪物)ってのはないんだよね。悪魔教でさ、赤子とかを捧げるのはあるらしいけど、それは一応太古や中世からの伝統であって、このスクナとかアシュラの類は、完全に個人で勝手に考えた思いつき。のような気がするんだよね。狂ってると言うか。逆にそういう素人考えが、凄まじい怨念を発する、危険なものを造り上げたんだろうね」
「うーん・・・それで、そのアシュラさんはどうなったの?」
「親父もホント頑固で昔気質な所があってさ、アシュラさん引き取った後、朝鮮近海の海に捨ててやる!!」とか言い出したらしくてさ。
その頃、金成羅は消息不明だったらしく、ほとんど腹いせだよね。
朝鮮半島に持ち込むにしても検問や入管でそんなミイラ通るわけないし、それで少しでも近くの海に・・・って。
今思えば親父もちょっと狂ってたのかもなぁ。
それで知り合いの漁師に頼んで船出してもらったらしいんだけど、そのアシュラさん積んだ船が、今のk州の西方沖で沈んだらしいんだ。
あぁ、もちろん親父は船には乗ってなかったよ。
「それが今から約50年ほど前かなぁ」
「で、分からずじまいと・・・他にもどこかにそんなミイラがある可能性ってあるの?」
「分からんねぇ・・・親父もアシュラさんの件以来、そういう情報には神経を尖らせていたらしかったけど、とうとう新たなそういう造られたミイラの情報は入ってこなかったらしいよ」
「で、これは完全に俺の推測と言うか妄想に近いかもしれないけど、去年の春ごろ、九州の西方沖で大地震があって、F県を始めK州各地にも被害が出ただろう?」
「あぁあれは怖かったなぁ・・・CDラックとか滅茶苦茶になって」
「あと最近、K州発の韓国行きの高速船や、K州西方沖を走る高速船に、クジラのような生物がぶつかる、ってニュースが多いだろう?怪我人も多数出て」
「あったねぇ。あまりにもぶつかる数が多すぎるよね」
「アシュラさんが沈んでる、九州西方沖と何か関係があるのかな・・・なんてな」
「まさか。ハハハ」
「まさか、ね。あと日本神話にもさ、天津神、国津神ってのが出てきてさ、天津神が朝鮮半島か中国大陸からやってきた騎馬民族で、国津神が日本列島の先住民。戦に天津神が勝利して、朝廷が出来た・・・(あくまでも一説)と言う神話もあるし、7世紀に起きた白村江の戦いや、秀吉の朝鮮出兵、さらに近年に起きた戦争、と、日本と朝鮮の怨恨みたいなものは、深くて根強くあるのかもしれないね」
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