体内時計、という言葉はご存知だろう。

完全な暗闇か、常に明るい部屋(つまり外界と遮断された、昼夜の区別がつかない部屋。
密室)に生物を閉じ込め、外部とは隔絶した環境に置いても、およそ24時間前後の周期で寝たり、起きたり、食べたり、生殖(分裂)したりを繰り返すようになる。

その周期をつかさどる仕組を「体内時計(正確には概日リズム)」と言う。

体内時計は人間だけではなく、他の動物や鳥、昆虫、単細胞生物にも存在する他、原核生物であるシアノバクテリア(葉緑体の祖先)にも体内時計の存在が示されている。

つまり生物である以上すべての生き物が体内時計を持っている。
体内時計は基本的に24時間前後であるが、光や温度で修正、リセットされる。

さて、ここでひとつ。
ほぼすべての生物は人間を除き約24時間周期の体内時計をもつ。
人間の体内時計は約25時間である。

地球の自転周期は約24時間(正確には23時間56分4秒)。
ちなみに火星の自転周期は約25時間(正確には24時間39分35秒)。

人間の体内時計は地球より、むしろ火星に近い。

この事実をもって、『地球人は昔、火星人であった』とする説がある。
まあ、この説を唱えているのは異星人とチャネリングしたというチャネラーなのだが・・・。