あんまり怖くないかもしれんケド・・・。

先日、夏休みを利用して、下田にある海辺のホテルに泊まった。
部屋のトイレが狭くて、デブ(俺)には『小』はともかく『大』は辛い感じだった。

夕飯で飲みすぎたせいか腹の調子が悪く、夜中にもようしてきた。

どこのホテルにも廊下にトイレがあると思うが、その部屋もたまたま廊下を挟んだ向かいにトイレがあったので、ゆっくり済ませたいとの思いから部屋を抜け出してトイレへ・・・。

時間は夜中の3時近かったと記憶している。

特に嫌な感じとかはしなかったが、便座に座ってすぐに隣の個室から男のうめき声。

「誰か飲みすぎてゲロってんのかねぇ」なんて思いながら踏ん張るオレ。

すると突然、『バタンッ!!』と隣の個室が勢いよく開く音が。

何事かと驚き、扉の隙間から覗いてみると、髪はボサボサでグレーのYシャツを泥だらけにしたような感じのオッサンが、明らかに異常な動きでトイレ内を徘徊していた・・・。(その動きをあえて形容するなら、ゾンビ映画のゾンビ)

まぁ、その程度のものはよく見かけるタチなので、気にせず踏ん張って用事を済ませたんだが、水を流して扉を開けた時に、何事もなかったように誰もいなかった。

背筋が寒くなった・・・。

まぁ、いつものようにひどい耳鳴りがする意外に実害はないからいいけど。