深夜二時ごろ、家に帰る途中で腹が痛くなって、ある公園のトイレで大便をしたんだ。
その公園は昔ホームレスが自殺したって話で、普段は深夜に絶対近づかないんだけど、その日は背に腹は代えられず仕方なく入った。
薄暗くて不気味で、汚れた壁は落書きだらけ、そんな男子トイレでなんか、寒気がするなーとビビりながら無心で用を足したんだ。
出した後で紙がないことに気付いた・・・。
仕方なく、女子トイレからトイレットペーパーを拝借することにして、一旦ズボンを上げて外に出た。
女子トイレって外からは見えないように作られているから、入口から中は全く見えないんだよね。
中に人がいたら変態になっちゃうから、入口にむけて「すいませ~ん、すいませ~ん」って何度か呼びかけて、返事がないのを確認した後、おそるおそる女子トイレを覗きこんだんだ。
すぐに違和感を感じた。
人の呼吸というか、気配があるんだよね。
それにじっと見られてる感じがする。
視線を辿ると、奥に個室が2つ見えた。
右は空いてるんだけど、左は閉まってる。
だけど、鍵はかかってないんだ。
lockのマークになってないのね。
あれ?って首を傾げた。
明らかに人が入ってるよな、て・・・。
中でドアが開かないように押さえているんだ、と。
だけどなんで?返事をしないのはおかしい。
それに、物音一つたてずに静まりかえってるのがやけに不気味で、中に入るのを躊躇したんだよね。
ちょっと考えて、もしかして、中にいた女の人は用を足す途中で、返事するのが恥ずかしかったのかもって思った。
今も音とか聞かれたくなくて、じっとしてるのかもってね。
だから、トイレの傍にあるベンチで座って少し待つことにしたんだ。
だけど5分くらい待っても誰もでてこない。
お尻のうんこも時間が経って気持ち悪い。
決心してまた女子トイレに声をかけたんだ
「すいませ~ん、紙借りても良いですか?」
返事は無かった。
おそるおそる再び中を覗いて、びっくりした。
今度は、右のドアが開いて、左のドアが閉まってる。
中の人が移動してるんだよね。
そして、開いてる個室には、見えるようにトイレットペーパーが8束くらいつまれてるんだ。
それを見て血がひいて、ゾクッとした・・・その個室に誘い込もうとしてるんだって。
おそらく男子トイレの分のトイレペーパーも全部そこに集めて、取りにくるのを待ち構えてるんだって。
それに気付いた恐怖で、つい呆然と立ち尽くしてた。
そしてたら、閉まってる個室の中から、低い、じじいみたいな声が聞こえたんだ。
「紙、あるよ」って。
そしてゆっくりと、閉まってたドアがギィ~って開くのを見た途端、ダッシュで逃げた。
隙間からちらりと見えた釣り上がった恐ろしい目が、今も頭から消えない。
その公園は昔ホームレスが自殺したって話で、普段は深夜に絶対近づかないんだけど、その日は背に腹は代えられず仕方なく入った。
薄暗くて不気味で、汚れた壁は落書きだらけ、そんな男子トイレでなんか、寒気がするなーとビビりながら無心で用を足したんだ。
出した後で紙がないことに気付いた・・・。
仕方なく、女子トイレからトイレットペーパーを拝借することにして、一旦ズボンを上げて外に出た。
女子トイレって外からは見えないように作られているから、入口から中は全く見えないんだよね。
中に人がいたら変態になっちゃうから、入口にむけて「すいませ~ん、すいませ~ん」って何度か呼びかけて、返事がないのを確認した後、おそるおそる女子トイレを覗きこんだんだ。
すぐに違和感を感じた。
人の呼吸というか、気配があるんだよね。
それにじっと見られてる感じがする。
視線を辿ると、奥に個室が2つ見えた。
右は空いてるんだけど、左は閉まってる。
だけど、鍵はかかってないんだ。
lockのマークになってないのね。
あれ?って首を傾げた。
明らかに人が入ってるよな、て・・・。
中でドアが開かないように押さえているんだ、と。
だけどなんで?返事をしないのはおかしい。
それに、物音一つたてずに静まりかえってるのがやけに不気味で、中に入るのを躊躇したんだよね。
ちょっと考えて、もしかして、中にいた女の人は用を足す途中で、返事するのが恥ずかしかったのかもって思った。
今も音とか聞かれたくなくて、じっとしてるのかもってね。
だから、トイレの傍にあるベンチで座って少し待つことにしたんだ。
だけど5分くらい待っても誰もでてこない。
お尻のうんこも時間が経って気持ち悪い。
決心してまた女子トイレに声をかけたんだ
「すいませ~ん、紙借りても良いですか?」
返事は無かった。
おそるおそる再び中を覗いて、びっくりした。
今度は、右のドアが開いて、左のドアが閉まってる。
中の人が移動してるんだよね。
そして、開いてる個室には、見えるようにトイレットペーパーが8束くらいつまれてるんだ。
それを見て血がひいて、ゾクッとした・・・その個室に誘い込もうとしてるんだって。
おそらく男子トイレの分のトイレペーパーも全部そこに集めて、取りにくるのを待ち構えてるんだって。
それに気付いた恐怖で、つい呆然と立ち尽くしてた。
そしてたら、閉まってる個室の中から、低い、じじいみたいな声が聞こえたんだ。
「紙、あるよ」って。
そしてゆっくりと、閉まってたドアがギィ~って開くのを見た途端、ダッシュで逃げた。
隙間からちらりと見えた釣り上がった恐ろしい目が、今も頭から消えない。
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