親しい友達が高校生の時の話。
夏、友達(以下O)が駅から家へ自転車で帰る途中、自転車に乗ったリクルートスーツの女にずっと睨まれて追いかけられてるような感じがしたらしい。

でも住宅街に入ってからOは角を曲がって、その女と道がはぐれたのでホッとした。

住宅街なので曲がり角が多く、Oが次の曲がり角を見た瞬間、その女が自転車のハンドルに肘をついて、上目がちにOを待ち伏せしていた。

どうやら追い越して待っていたらしい・・・。

気味が悪いなぁ、と思いつつ無視をして通り過ごした。
またOは角に出くわしたが、さすがにもう居ないだろうと思った。
が、妙に嫌な予感がして角を覗くとまた女がさっきと同じ状態で待ち伏せしていた。

さすがにOもヤバいと思い、自転車の速度を上げた。
その2回以外にも何回か角の前を通るんだけど、全ての角で同じ状態で女が待ち伏せしてたらしい。

やっと家についたO。
後ろを振り向くと女の姿も見えない。

実家がマンションの9階でその日エレベーターが故障してて、しぶしぶ階段で9階を目指した。
マンションには来ないだろうと安心しきって階段を上がり3階に到達したときだった。

『カンカンカン!』

明らかにハイヒールの足音が全速力で階段を上がって来る。

Oはあの女だ!と咄嗟に思い全速力で9階を目指した。

9階にやっと着き階段からでると通路は右と左に別れていてOの家は右だったので右に走り家に入り鍵とチェーンを閉めた。

覗き穴から通路を見ると左に女の後ろ姿が見えた。

どうやら左に曲がったらしい。

数分経ってまだそわそわするOはまた覗き穴をみた。
すると、女が階段を出てすぐの通路でしゃがみこんでいた。

以上です。
これ幽霊かどうか分からないんですが、土地勘が無いと待ちぶせ出来ないから女とは結構家が近くのはずなんですけど・・・。

駅でも近所でもあれから3年間見掛けたことがまだ無いそうです。
もしかしたら生きた人間じゃないのかもしれません。

それからリクルートスーツがトラウマだそう。