私は東京の東の方に住んでるんだけど、ここしばらくで不思議なことがいくつかあった。
なんてことない話なんだけど、ちょっと誰かに話したいので書かせてもらえると幸いです。
不思議なことというのはは今住んでいる土地と私の家族にまつわること。
私は去年の末にマンションを買って引っ越しをした。
家探しを始めたきっかけは娘が生まれたこと。
自分もマンションで育てられたせいか子供が産まれたらマンションでも買うかと漠然と思っていたのでこれは予定通りだった。
買ったマンションは同じ区内にあって、それまで住んでいた所に比べるとちょっと静かな地区にある。
便の良い地区に住んでいたこともあったのですが、意外とその地区のことはほとんど知らなかった。
自分の住んでる地区と次の大規模商業地域のちょうど谷間のような地区だったんで、特別用事でもない限りは通り過ぎるだけだったから。
引っ越しが落ち着いて、周りをうろついてみてまず気付いたことは神社祠の類がすごく多いということ。
それらの多くはちゃんと手入れされてるようだから下町ってすごいと思った。
そんな社群の中でもちょっとした規模の神社がある。
敷地内には本殿があって伊勢神宮から分祀された御霊が祀られている他に、あちこちに小さな祠があって、それぞれ神様や仏様が祀られている。
ちょっと不思議な感じがするけど神仏混合だった江戸時代には普通だったそうだ。
娘はこの春2歳になったんだけど、神社だの、お地蔵さんだのが大好きで、出かけるとよく「なーむしたい!」と妻にねだっては手を合わせているのを微笑ましく見てた。
たまにその神社にお参りするとのはそんな理由が一番でした。
その日は春で桜がとても綺麗だった。
会社からの帰り際ライトアップされている神社の桜が気に入っていったん帰宅してから妻と娘を誘ってその神社へ行った。
お参りをして、ひとしきり桜を眺めて、綺麗だねえなんて言いあったあと帰ろうとすると手水舎(てみずや)のあたりで娘が空中を指さして、「お馬さん、おんまさんぱかぱか」と嬉しそうに話しかけてくる。
何だろう?と見回しても手水舎のあたりには馬らしきものはない。
手水舎の向こうには小さい祠があるだけでそのあたりにもやはり、何もない・・・。
まあ、影か何かがそう見えたのかなと思って気にもせず、「そっかあ、じゃ、帰ろうか」と立ち上がり少し歩いて、ふと祠の方を振り返るとライトアップされた薄闇の中で、脇に立てられた看板が目に入った。
看板には「馬頭観音」とあった。
ぞわりと鳥肌が立った。
もう一度さっき娘が馬と言った場所に戻り、かがんで娘の視線に合わせてみたけど、馬らしき造形は見えないし、看板もそこからでは見えない。
そもそも娘にまだ漢字は読めない・・・。
娘にだけ見える何かがあるのかも・・・と思い毎朝丁寧にお参りして会社に行くようになりました。
とてもご利益がある気がしています。
ちなみに、娘は神社を通るたびにお馬さん、「いるねー」と嬉しそうに妻に教えてくれるのだとか。
夫婦で思い出す度に頭をひねる毎日です。
つまらない話ですみませんですみませんでした。
なんてことない話なんだけど、ちょっと誰かに話したいので書かせてもらえると幸いです。
不思議なことというのはは今住んでいる土地と私の家族にまつわること。
私は去年の末にマンションを買って引っ越しをした。
家探しを始めたきっかけは娘が生まれたこと。
自分もマンションで育てられたせいか子供が産まれたらマンションでも買うかと漠然と思っていたのでこれは予定通りだった。
買ったマンションは同じ区内にあって、それまで住んでいた所に比べるとちょっと静かな地区にある。
便の良い地区に住んでいたこともあったのですが、意外とその地区のことはほとんど知らなかった。
自分の住んでる地区と次の大規模商業地域のちょうど谷間のような地区だったんで、特別用事でもない限りは通り過ぎるだけだったから。
引っ越しが落ち着いて、周りをうろついてみてまず気付いたことは神社祠の類がすごく多いということ。
それらの多くはちゃんと手入れされてるようだから下町ってすごいと思った。
そんな社群の中でもちょっとした規模の神社がある。
敷地内には本殿があって伊勢神宮から分祀された御霊が祀られている他に、あちこちに小さな祠があって、それぞれ神様や仏様が祀られている。
ちょっと不思議な感じがするけど神仏混合だった江戸時代には普通だったそうだ。
娘はこの春2歳になったんだけど、神社だの、お地蔵さんだのが大好きで、出かけるとよく「なーむしたい!」と妻にねだっては手を合わせているのを微笑ましく見てた。
たまにその神社にお参りするとのはそんな理由が一番でした。
その日は春で桜がとても綺麗だった。
会社からの帰り際ライトアップされている神社の桜が気に入っていったん帰宅してから妻と娘を誘ってその神社へ行った。
お参りをして、ひとしきり桜を眺めて、綺麗だねえなんて言いあったあと帰ろうとすると手水舎(てみずや)のあたりで娘が空中を指さして、「お馬さん、おんまさんぱかぱか」と嬉しそうに話しかけてくる。
何だろう?と見回しても手水舎のあたりには馬らしきものはない。
手水舎の向こうには小さい祠があるだけでそのあたりにもやはり、何もない・・・。
まあ、影か何かがそう見えたのかなと思って気にもせず、「そっかあ、じゃ、帰ろうか」と立ち上がり少し歩いて、ふと祠の方を振り返るとライトアップされた薄闇の中で、脇に立てられた看板が目に入った。
看板には「馬頭観音」とあった。
ぞわりと鳥肌が立った。
もう一度さっき娘が馬と言った場所に戻り、かがんで娘の視線に合わせてみたけど、馬らしき造形は見えないし、看板もそこからでは見えない。
そもそも娘にまだ漢字は読めない・・・。
娘にだけ見える何かがあるのかも・・・と思い毎朝丁寧にお参りして会社に行くようになりました。
とてもご利益がある気がしています。
ちなみに、娘は神社を通るたびにお馬さん、「いるねー」と嬉しそうに妻に教えてくれるのだとか。
夫婦で思い出す度に頭をひねる毎日です。
つまらない話ですみませんですみませんでした。
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