心霊などの類ではないけど怖かった話をします。
実体験です。
鳥肌って頭の先まで立つんだと初めて知ったよ・・・。
怖かった・・・。
僕は以前、車の営業をしていました。
一日に50~70件のお宅に行って、色々話をしていたわけです。
あれは、夏でした。
朝から暑くても何軒も回って車の査定をさせてもらったりしないといけないのですが、暑いのはお客さんも一緒で、たいてい門前払いです。
そんな中、あるアパートのチャイムを鳴らしました。
中から「どうぞ~」といわれたのですが、営業マンは自分でお客さんのドアを開けるのを良しとしません。
開くのを待ちましたが「どうぞ~」と言うばかりで一向に開きません。
失礼かなと思いながらも自分で、「失礼します」と言って開けさせてもらいました。
クーラーがガンガンに掛かっていました。
僕は涼しい・・・と思っていると、おばあさんが人魚のような体制で手だけの力で玄関まで出てきてくれました。
匍匐前進(ほふくぜんしん)の横バージョン・・・。
どうやら足が良くない様子。
僕はちょうど暑かったし、お年寄りの話はわりと好きなので涼みがてらにおばあさんの話を聞こうと思いました。
「ご主人様ですか?」と尋ねると、「いーや、息子は今・・ごとへ・・てる」と、聞き取りにくい話し方をするおばあちゃんでしたが、ここの主人は息子で仕事に出ているということはわかりました。
その後も、まあ聞き取りにくいながらも話をしていました。
で、お婆さんの足のことが気になって、悪いかな?と思いつつも「足はどうされたんですか?」と聞いてみると「前の・・えが・・じになって二階が落ちてきた!」と・・・。
おばあさんは前の家が火事になり二階が崩れて足を痛めたらしいのです。
悪いこと聞いたなと思いつつも成り行きで話のいきさつを聞くことに・・・。
火事になったからこのアパートに引っ越してきたこと、足が悪くなったのもすべては火事が原因だと・・・。
僕はお婆さんがなんだかかわいそうに思えてやりきれない感じになっていると、お婆さんは僕を見ながら紙を破るような動作をし始め、
「わ・・・を・・・た」といったのです。
僕は頭から冷水をかけられたような感覚になりました。
お婆さんは確かにこう言いました。
「わしが火をつけた」
実体験です。
鳥肌って頭の先まで立つんだと初めて知ったよ・・・。
怖かった・・・。
僕は以前、車の営業をしていました。
一日に50~70件のお宅に行って、色々話をしていたわけです。
あれは、夏でした。
朝から暑くても何軒も回って車の査定をさせてもらったりしないといけないのですが、暑いのはお客さんも一緒で、たいてい門前払いです。
そんな中、あるアパートのチャイムを鳴らしました。
中から「どうぞ~」といわれたのですが、営業マンは自分でお客さんのドアを開けるのを良しとしません。
開くのを待ちましたが「どうぞ~」と言うばかりで一向に開きません。
失礼かなと思いながらも自分で、「失礼します」と言って開けさせてもらいました。
クーラーがガンガンに掛かっていました。
僕は涼しい・・・と思っていると、おばあさんが人魚のような体制で手だけの力で玄関まで出てきてくれました。
匍匐前進(ほふくぜんしん)の横バージョン・・・。
どうやら足が良くない様子。
僕はちょうど暑かったし、お年寄りの話はわりと好きなので涼みがてらにおばあさんの話を聞こうと思いました。
「ご主人様ですか?」と尋ねると、「いーや、息子は今・・ごとへ・・てる」と、聞き取りにくい話し方をするおばあちゃんでしたが、ここの主人は息子で仕事に出ているということはわかりました。
その後も、まあ聞き取りにくいながらも話をしていました。
で、お婆さんの足のことが気になって、悪いかな?と思いつつも「足はどうされたんですか?」と聞いてみると「前の・・えが・・じになって二階が落ちてきた!」と・・・。
おばあさんは前の家が火事になり二階が崩れて足を痛めたらしいのです。
悪いこと聞いたなと思いつつも成り行きで話のいきさつを聞くことに・・・。
火事になったからこのアパートに引っ越してきたこと、足が悪くなったのもすべては火事が原因だと・・・。
僕はお婆さんがなんだかかわいそうに思えてやりきれない感じになっていると、お婆さんは僕を見ながら紙を破るような動作をし始め、
「わ・・・を・・・た」といったのです。
僕は頭から冷水をかけられたような感覚になりました。
お婆さんは確かにこう言いました。
「わしが火をつけた」
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