俺弓道やってるのね。
その通り道の途中を曲がると鳥居があるのよ。
たぶん奥に神社があるんだろうけど、見えてるのは鳥居だけ。

で、鳥居の一直線上には暗いと何も見えないわけ。
あ、たぶん神社は一直線上にはないよ、右にそれる階段があったから・・・。

ちょっと行ってみようと思って、今日の6時くらいに鳥居まで行ったの。
もう最近はこの時間でも明るいから大丈夫だと思って・・・。

でもなんか暗いっていうか、軽く靄が鳥居周辺にかかってるんだ。
曲がり角では全然かかってなかったのに、俺はなんか変だと思って、でもそういう体験とかしたことなかったから・・・大丈夫だと思ったの。

じゃあ暗くならないうちにさっさといこうと思って、進もうとすると鳥居の奥10数メートルあたりがなんか光った・・・。

だれもいないよ?
もちろん。

靄がかかってるっていってもそのあたりくらいは見えるよ。
俺は視力が1.5だから間違いない。

そしたらなんとなく手招きされてる感じがした・・・。
それとあの背骨の神経をいじられてるような気持ちはよくはない感じがした。

2分くらい見てると光が少し変わってくるのがわかるんだ。
説明しにくいけど、光が遠ざかっていくと大きくなったり、近づいてくると小さくなったり。

たぶん前者だと思うけど、なぜか靄が強くなっていくんだ。

そろそろ帰るか行くか決めようと思ったら、突然鳥居奥の空気が変わった。
なんか左右からゾワッと空気が流れて色が変わっていくような感じ。
そこで怖くなって帰っちゃったんだけどあれなんだったんだろ・・・。

行くが吉だったのか凶だったのか・・・。
とりあえず明日いってみる。