私が昔体験した話です。
私がまだ小学生だった頃、父方の祖父の家に遊びに行くのが常でした。
祖母は私が生まれる前に他界したそうで、そんなわけか祖父は幼い私によくしてくれました。
私もそんな優しい祖父にべったりでした。
お爺ちゃん子というやつですね。
ある日、祖父と二人でかくれんぼをすることになり、家の二階、奥の部屋にある押し入れに隠れました。
そこは当然真っ暗で、私は見つからないようにと息を潜めていると、トントントン・・・。
突然押し入れの外から、誰かが階段を登ってくる音が聞こえてきます。
もう来ちゃったの?見つかっちゃうよ~。
そう思いながら、見つからないように奥の方へと進みました。
私がまだ小学生だった頃、父方の祖父の家に遊びに行くのが常でした。
祖母は私が生まれる前に他界したそうで、そんなわけか祖父は幼い私によくしてくれました。
私もそんな優しい祖父にべったりでした。
お爺ちゃん子というやつですね。
ある日、祖父と二人でかくれんぼをすることになり、家の二階、奥の部屋にある押し入れに隠れました。
そこは当然真っ暗で、私は見つからないようにと息を潜めていると、トントントン・・・。
突然押し入れの外から、誰かが階段を登ってくる音が聞こえてきます。
もう来ちゃったの?見つかっちゃうよ~。
そう思いながら、見つからないように奥の方へと進みました。
中は結構広いらしく、私が立って歩ける程度の高さなのです。
暗闇に目が慣れてきた私は、物にぶつからないようにと周りを見渡しながら隠れられそうな隙間を探しました。
と、その時。
押し入れの前でガサガサと音が・・・。
私は咄嗟に近くにあった布切れを被り、息を止めました。
当時キョンシーを見ていた影響でしょうか。(笑)
その瞬間、押し入れが開きました。
でも、何か違和感が。
なぜか一言も話す声が聞こえない。
つい恐くなってしまい、「お爺ちゃん!」と声を上げ、布切れから飛び出ました。
次に私が見た光景は、ただ真っ暗な押し入れの壁でした。
確かに押し入れが開いたはずなのに・・・。
そう思っていると、また階段を登ってくる音が聞こえて、私を呼ぶ祖父の声が聞こえてきました。
そのすぐ後に押し入れが開き、そこには私の大好きな祖父が。
でも、何か様子がおかしい。
そう思ったと同時に。
祖父「おんしはここにおったらあかん!」
そう怒鳴りながら、私に向かってお守りを投げ付けてきました。
私はもう何がなんだかわからなく、ただただ泣いていました。
その後私は押し入れから降ろされ、「ここは危ないからきちゃいかんよ」そう言い、祖父と一階に下りていきました。
その当時は、私が悪いことをしたから怒られたのだと思っていたのですが、祖父が他界し、家を取り壊した際にその理由がわかりました。
あの押し入れの中からは、布に包まれたひとつの人形があったそうです。
その人形はボロボロで、背の部分にはお札らしき紙の切れ端が・・・。
父は何かを知っているのか、それを見た途端に顔色を変え、すぐ様お寺に連絡をしていました。
10分ほどしてお坊さんが到着し、私と母は一足先に家への帰路に着きました。
詳しいことは教えてもらえなかったのですが、当時私が被っていた布が、その人形を包んでいたものだったそうです。
その人形は、昔私の家系に代々伝わる依り代(?)で、数々の不幸を受け止めてくれたありがたい物だそう。
それが受け切れなくなって、私が人形の代わりに不幸を流す所だったらしいです。
母曰く、「もう少し遅かったら、あんたはあの人形みたいになってたかもしれないねぇ・・・」
・・・だそうです。
何よりも母の一言が洒落になりませんでした・・・。
暗闇に目が慣れてきた私は、物にぶつからないようにと周りを見渡しながら隠れられそうな隙間を探しました。
と、その時。
押し入れの前でガサガサと音が・・・。
私は咄嗟に近くにあった布切れを被り、息を止めました。
当時キョンシーを見ていた影響でしょうか。(笑)
その瞬間、押し入れが開きました。
でも、何か違和感が。
なぜか一言も話す声が聞こえない。
つい恐くなってしまい、「お爺ちゃん!」と声を上げ、布切れから飛び出ました。
次に私が見た光景は、ただ真っ暗な押し入れの壁でした。
確かに押し入れが開いたはずなのに・・・。
そう思っていると、また階段を登ってくる音が聞こえて、私を呼ぶ祖父の声が聞こえてきました。
そのすぐ後に押し入れが開き、そこには私の大好きな祖父が。
でも、何か様子がおかしい。
そう思ったと同時に。
祖父「おんしはここにおったらあかん!」
そう怒鳴りながら、私に向かってお守りを投げ付けてきました。
私はもう何がなんだかわからなく、ただただ泣いていました。
その後私は押し入れから降ろされ、「ここは危ないからきちゃいかんよ」そう言い、祖父と一階に下りていきました。
その当時は、私が悪いことをしたから怒られたのだと思っていたのですが、祖父が他界し、家を取り壊した際にその理由がわかりました。
あの押し入れの中からは、布に包まれたひとつの人形があったそうです。
その人形はボロボロで、背の部分にはお札らしき紙の切れ端が・・・。
父は何かを知っているのか、それを見た途端に顔色を変え、すぐ様お寺に連絡をしていました。
10分ほどしてお坊さんが到着し、私と母は一足先に家への帰路に着きました。
詳しいことは教えてもらえなかったのですが、当時私が被っていた布が、その人形を包んでいたものだったそうです。
その人形は、昔私の家系に代々伝わる依り代(?)で、数々の不幸を受け止めてくれたありがたい物だそう。
それが受け切れなくなって、私が人形の代わりに不幸を流す所だったらしいです。
母曰く、「もう少し遅かったら、あんたはあの人形みたいになってたかもしれないねぇ・・・」
・・・だそうです。
何よりも母の一言が洒落になりませんでした・・・。
コメント