夜、バイクで港に行った時の話なんだが。

港の縁石に保たれ掛かってタバコ吸いながら海見てて黄昏てたんだが、そろそろ帰るかなーってなってると、縁石の上に何かあったので見てみると拳銃が置いてあった。

持ってみると異様に重い。

俺は銃に詳しくもないし、「どっかのドキュンが忘れていったのか?最近のガスガンって精巧だなって・・・」って思ってた。

んで持っちゃうとやっぱ撃ちたくなる。
海に向けて銃を構えたんだがなんとなく恐ろしくて片方の手で耳を塞ぎ顔を背けて撃った。

パーーン!!!

音がめちゃくちゃ響いて一瞬何か分からんかったけど、しばらくするあれ?本物?って焦ってきた。

んでなんだか耳塞いでた手がめちゃくちゃ痛い。
見てみると手の甲がパックリ裂けてた。

撃ったあと出る撃殻?が当たったと理解し涙目で警察と救急車に電話・・・。
処置が終わって警察が事情聞きに来たからありのままに話たら怒られたが、起訴とか罰みたいなお咎めは無かった。

なんであんなとこに銃あったのか?

尋ねても教えてくれなかったが、銃についてはフィリピン製の粗悪な密造銃とのこと。

手が切れたのは発射時の暴発による破損で上板(スライドする部分)が飛んできたとのこと。
しっかり狙わず撃って助かったって話。

オカルトじゃないくてすみません・・・。