20年くらい前の話。
小学校に上がりたてだった俺はさっそく出来た友達と毎日のように遊んでた。
その友達の家は学校から見て山の間反対側にあって、小学生の足じゃ1時間くらいかかるようなところにあった。
で、その友達の家の周りには田んぼしかなかったんだけど、友達の家の向かい側に一件だけ家があった。
いかにも昭和初期に出来たようなボロクサイ家で住んで人も腰が曲がった小汚いじーさん一人だった。
でもそのじーさんが結構変な人で、話したことはないんだが、俺が友達の家の側に自転車止めるとそのちょっとした音に反応して家の扉開けてじっとこっちを見てんだよ。
俺が友達の家にはいるまでずっと・・・。
これが毎回続いてたし、友達やその両親が家を出るときも同じようにじっとこっちをガン見してくるらしかった。
小学校に上がりたてだった俺はさっそく出来た友達と毎日のように遊んでた。
その友達の家は学校から見て山の間反対側にあって、小学生の足じゃ1時間くらいかかるようなところにあった。
で、その友達の家の周りには田んぼしかなかったんだけど、友達の家の向かい側に一件だけ家があった。
いかにも昭和初期に出来たようなボロクサイ家で住んで人も腰が曲がった小汚いじーさん一人だった。
でもそのじーさんが結構変な人で、話したことはないんだが、俺が友達の家の側に自転車止めるとそのちょっとした音に反応して家の扉開けてじっとこっちを見てんだよ。
俺が友達の家にはいるまでずっと・・・。
これが毎回続いてたし、友達やその両親が家を出るときも同じようにじっとこっちをガン見してくるらしかった。
ある日、俺がいつものように友達の家に遊びに行くとなぜかそのじーさんは出てこなかった。
俺は不思議に思いながら大声で「◯◯くーん!あそびにきたよー!」と友達を呼ぶ。
そして友達が玄関の扉を開けた瞬間、向かい側の家(俺からしてみれば背後)からすごい勢いでじーさんが出てきて「おまえかぁぁぁぁぁぁおまえなのかぁぁぁぁぁぁ」と訳の分からんことを叫び散らしながら俺たちの方に走って来た。
よく見えなかったが両手に紙切れ(?)のようなものを持っていた気がする。
俺たちは急いで家に逃げ込んだ。
怖くて居間でガタガタ震えてると玄関をぶち破りそうな勢いでじーさんが扉をバンバン叩いてる。
ずっと、「おまえならゆるさないぃぃぃぃぅぁぁぁぁぁ」と叫び散らしていた。
当時の俺たちは携帯なんか持ってないし、それどころか電話の使い方も知らなかったので、大人や警察に電話することも出来なかった。
マジ怖くて心臓が爆発しそうだったし、ワァワァ泣き叫びながら大人が帰ってくるのを待つことしか出来なかった。
しばらくしてじーさんは帰ったようで、静かになったが俺たちはずっと震えたままだった。
それから1時間くらいたって友達の母親が帰ってきた。
すると、「◯◯~?こんなのが玄関に貼ってたんだけど~?イタズラ?気味悪いからやめてー」といい、2枚の紙切れを俺たちに見せてきた。
一枚は古い家族写真のようで、あのじーさんとその家が写っていた。
じーさんの隣にはじーさんの奥さんと思われる中年の女性。
その手前には息子(娘かもしれんが)夫婦と思われる若い男女と孫と思われる小さい女の子が写っていた。
そして二枚目の紙切れを見て俺は震え上がった・・・。
それは新聞紙を切り取ったもので一面記事のようでずいぶん大きかったが、そこにはあの家と写真に写っているじーさんを除く家族の顔写真が写っていた。
記事の内容は、じーさん以外の一家全員が向かいの家に住む30代の男に包丁で滅多刺しにされて殺されたというものだった。(当時漢字が読めなかったので母親に読んでもらったが)
犯人はすぐに捕まり死刑となったが、犯人が住んでいた家はまだ残されていたみたいで、どうやら今友達が暮らしているこの家が当時犯人が暮らしていた家らしい。
たまたまその母親がそういう系の話信じてくれる人で、次の日ウチの両親も含めて寺に行って相談したんだよ。
そしたら住職さんが、「その犯人が死刑になっても、殺された家族はその犯人のことを許してない。おそらく、そのおじいさんも憑かれてる。だから向かいの家の住人のことを毎日監視していたんでしょう。そしてなにが起点になったのかわかりませんが、何かそのおじいさんに溜まっていた家族の怨念を爆発させるようなことが起こり、襲われたのでしょう」と言った。
友達の家族からしたらいい迷惑だ。
とにかくあの家に住み続けるのは危険らしい・・・。
あと、あの写真と新聞もすぐに処理しないとマズいらしい。
それからしばらくして、その友達一家は父方の実家に帰ってしまい、友達とはそれっきりになってしまった。
俺は不思議に思いながら大声で「◯◯くーん!あそびにきたよー!」と友達を呼ぶ。
そして友達が玄関の扉を開けた瞬間、向かい側の家(俺からしてみれば背後)からすごい勢いでじーさんが出てきて「おまえかぁぁぁぁぁぁおまえなのかぁぁぁぁぁぁ」と訳の分からんことを叫び散らしながら俺たちの方に走って来た。
よく見えなかったが両手に紙切れ(?)のようなものを持っていた気がする。
俺たちは急いで家に逃げ込んだ。
怖くて居間でガタガタ震えてると玄関をぶち破りそうな勢いでじーさんが扉をバンバン叩いてる。
ずっと、「おまえならゆるさないぃぃぃぃぅぁぁぁぁぁ」と叫び散らしていた。
当時の俺たちは携帯なんか持ってないし、それどころか電話の使い方も知らなかったので、大人や警察に電話することも出来なかった。
マジ怖くて心臓が爆発しそうだったし、ワァワァ泣き叫びながら大人が帰ってくるのを待つことしか出来なかった。
しばらくしてじーさんは帰ったようで、静かになったが俺たちはずっと震えたままだった。
それから1時間くらいたって友達の母親が帰ってきた。
すると、「◯◯~?こんなのが玄関に貼ってたんだけど~?イタズラ?気味悪いからやめてー」といい、2枚の紙切れを俺たちに見せてきた。
一枚は古い家族写真のようで、あのじーさんとその家が写っていた。
じーさんの隣にはじーさんの奥さんと思われる中年の女性。
その手前には息子(娘かもしれんが)夫婦と思われる若い男女と孫と思われる小さい女の子が写っていた。
そして二枚目の紙切れを見て俺は震え上がった・・・。
それは新聞紙を切り取ったもので一面記事のようでずいぶん大きかったが、そこにはあの家と写真に写っているじーさんを除く家族の顔写真が写っていた。
記事の内容は、じーさん以外の一家全員が向かいの家に住む30代の男に包丁で滅多刺しにされて殺されたというものだった。(当時漢字が読めなかったので母親に読んでもらったが)
犯人はすぐに捕まり死刑となったが、犯人が住んでいた家はまだ残されていたみたいで、どうやら今友達が暮らしているこの家が当時犯人が暮らしていた家らしい。
たまたまその母親がそういう系の話信じてくれる人で、次の日ウチの両親も含めて寺に行って相談したんだよ。
そしたら住職さんが、「その犯人が死刑になっても、殺された家族はその犯人のことを許してない。おそらく、そのおじいさんも憑かれてる。だから向かいの家の住人のことを毎日監視していたんでしょう。そしてなにが起点になったのかわかりませんが、何かそのおじいさんに溜まっていた家族の怨念を爆発させるようなことが起こり、襲われたのでしょう」と言った。
友達の家族からしたらいい迷惑だ。
とにかくあの家に住み続けるのは危険らしい・・・。
あと、あの写真と新聞もすぐに処理しないとマズいらしい。
それからしばらくして、その友達一家は父方の実家に帰ってしまい、友達とはそれっきりになってしまった。
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