俺が大学一年生の頃。
めでたく一人暮らしをすることになって、大学から自転車で二十分くらいのところにあるアパートを借りたんだ。
坂の上ですごい日当たりが良くて2階。
家賃は3万。
都内で安くて良い物件だなーって思いながら、大学生活を満喫してた。
1、2学期はフルで単位とれた。
この調子で二年生もがんばろーとか思ってたんだけど、彼女なんてもちろんのこと、友達も少なくて、五月病やら梅雨時が重なって、あんまり家から出なくなって授業も出なくなった。
まあそんなこんなで、一年続いてたバイトも辞めちゃって、引き篭もり癖のある俺は毎日のようにゲームして寝ての生活をくり返してた。
めでたく一人暮らしをすることになって、大学から自転車で二十分くらいのところにあるアパートを借りたんだ。
坂の上ですごい日当たりが良くて2階。
家賃は3万。
都内で安くて良い物件だなーって思いながら、大学生活を満喫してた。
1、2学期はフルで単位とれた。
この調子で二年生もがんばろーとか思ってたんだけど、彼女なんてもちろんのこと、友達も少なくて、五月病やら梅雨時が重なって、あんまり家から出なくなって授業も出なくなった。
まあそんなこんなで、一年続いてたバイトも辞めちゃって、引き篭もり癖のある俺は毎日のようにゲームして寝ての生活をくり返してた。
そんなある日、夜寝ようとして、妙にそわそわして周りが気になる時ってない?
なんか居るんじゃねえかって・・・。
1時過ぎても寝付けないから、節約のために切ってたエアコンのスイッチも入れて、寝がえりをくり返してたんだ。
んでちょうど丑三つ時。
今でも鮮明に覚えてる。
突然、ぐわっと目が覚めてた。
掃除もしてなくて、ぐちゃぐちゃに汚れた部屋。
押し入れは開きっぱなしで服も外に飛び出してぐちゃぐちゃ。
だけど、押し入れの外にあったはずのスタンドミラーが、押し入れを映し出すような形でベッドの横にあった。
起き上がらずとも鏡を見れるように移動されてた。
目を開いたら鏡・・・そんな感じ。
もう全く意味が分からなかった・・・。
なんかヤバイの来ちゃった・・・?と、鏡に目を凝らすと、白い服きてムンクの叫びみたいな顔した女かわからんけどそんなんが居た!
ああいう時って本当に声が出ないんだな・・・。
逆に物凄い冷静になって、「ああ本当に居るんだ、見えたわ」ってなった。
見える前ってのはそわそわするんだけど、見えたら怖いくらいに落ち着くんだよね。
んでまあしばらくみてると動かないことに気付いたんだ。
もしかしたらこれ錯覚なんじゃねえか?って思って、バカらしくて鏡ぶっ倒して寝たんだ。
で、次の日、何事もなかったかのようにまたゲームして寝ての生活。
それの繰り返しで当然のごとく4単位しかとれなくて、夏休み明けに2学期に向けて部屋の掃除を始めたんだ。
ぐちゃぐちゃに散らばった物を片付けて、ゴミを捨てて、押し入れの服も綺麗に畳んで整理してた。
ジャケットとかは掛けたいなーって思ってたから、買ったツッパリ棒をセットしてたら、「ベコッ」つって押し入れの木?が取れたんだ。
「うおっ、やべーぶっ壊しちゃった」って思いながら、中をみたら尋常じゃない数のお札が貼ってあった。
唖然・・・。
もう瞬時に全てが繋がって理解できた・・・。
錯覚なんかじゃなかった・・・。
物凄い速度で外に飛び出してバイクで実家帰った。
んで更に昔の話になるんだけど、もともと中学生の頃、俺は中1の夏休み明けにイジメが原因で引き篭もりになって、高校もそういう問題児を受け入れてる、フリースクールみたいなところに通ってたんだ。
それでも気はしっかり持てたから、家で勉強するだけである程度の大学には入れた。
そんな高校なんだけど、2年生の時に彼女が出来て、似たような境遇で、たぶん彼女と出会わなければ高校も卒業できてなかった。
でも大学1年生の夏休みに振られた。
彼女は専門学校に通ってて、そっちの生活で忙しいって理由なんだけど、後から聞いた話だと他に好きな人ができたらしい。
俺は本当に20年間一度たりとも幽霊なんて信じてなかった。
実際に母親の家系が物凄く霊感強くて、よく見えるとか、気持ち悪いとか、金縛りに遭ったとか言ってたんだけど、それでも絶対に信じなかった。
何言ってんだよって話すら聞かなかったんだ。
見たことないから。
話を現実に戻す。
まあ逃げて帰ってきたら家に誰も出ない・・・。
鍵はあるんだけどチェーンが掛かってて・・・しょうがないからその晩は漫画喫茶に泊まったんだけど、後から母親に聞いた話だと「玄関のレンズ(のぞき穴?)」なんて言う。
詳しく訊くと、そこから見た俺の後ろに沢山いたらしく、それで居留守を使ったんだとか・・・。
それでもお前親かよ!!!
なんか居るんじゃねえかって・・・。
1時過ぎても寝付けないから、節約のために切ってたエアコンのスイッチも入れて、寝がえりをくり返してたんだ。
んでちょうど丑三つ時。
今でも鮮明に覚えてる。
突然、ぐわっと目が覚めてた。
掃除もしてなくて、ぐちゃぐちゃに汚れた部屋。
押し入れは開きっぱなしで服も外に飛び出してぐちゃぐちゃ。
だけど、押し入れの外にあったはずのスタンドミラーが、押し入れを映し出すような形でベッドの横にあった。
起き上がらずとも鏡を見れるように移動されてた。
目を開いたら鏡・・・そんな感じ。
もう全く意味が分からなかった・・・。
なんかヤバイの来ちゃった・・・?と、鏡に目を凝らすと、白い服きてムンクの叫びみたいな顔した女かわからんけどそんなんが居た!
ああいう時って本当に声が出ないんだな・・・。
逆に物凄い冷静になって、「ああ本当に居るんだ、見えたわ」ってなった。
見える前ってのはそわそわするんだけど、見えたら怖いくらいに落ち着くんだよね。
んでまあしばらくみてると動かないことに気付いたんだ。
もしかしたらこれ錯覚なんじゃねえか?って思って、バカらしくて鏡ぶっ倒して寝たんだ。
で、次の日、何事もなかったかのようにまたゲームして寝ての生活。
それの繰り返しで当然のごとく4単位しかとれなくて、夏休み明けに2学期に向けて部屋の掃除を始めたんだ。
ぐちゃぐちゃに散らばった物を片付けて、ゴミを捨てて、押し入れの服も綺麗に畳んで整理してた。
ジャケットとかは掛けたいなーって思ってたから、買ったツッパリ棒をセットしてたら、「ベコッ」つって押し入れの木?が取れたんだ。
「うおっ、やべーぶっ壊しちゃった」って思いながら、中をみたら尋常じゃない数のお札が貼ってあった。
唖然・・・。
もう瞬時に全てが繋がって理解できた・・・。
錯覚なんかじゃなかった・・・。
物凄い速度で外に飛び出してバイクで実家帰った。
んで更に昔の話になるんだけど、もともと中学生の頃、俺は中1の夏休み明けにイジメが原因で引き篭もりになって、高校もそういう問題児を受け入れてる、フリースクールみたいなところに通ってたんだ。
それでも気はしっかり持てたから、家で勉強するだけである程度の大学には入れた。
そんな高校なんだけど、2年生の時に彼女が出来て、似たような境遇で、たぶん彼女と出会わなければ高校も卒業できてなかった。
でも大学1年生の夏休みに振られた。
彼女は専門学校に通ってて、そっちの生活で忙しいって理由なんだけど、後から聞いた話だと他に好きな人ができたらしい。
俺は本当に20年間一度たりとも幽霊なんて信じてなかった。
実際に母親の家系が物凄く霊感強くて、よく見えるとか、気持ち悪いとか、金縛りに遭ったとか言ってたんだけど、それでも絶対に信じなかった。
何言ってんだよって話すら聞かなかったんだ。
見たことないから。
話を現実に戻す。
まあ逃げて帰ってきたら家に誰も出ない・・・。
鍵はあるんだけどチェーンが掛かってて・・・しょうがないからその晩は漫画喫茶に泊まったんだけど、後から母親に聞いた話だと「玄関のレンズ(のぞき穴?)」なんて言う。
詳しく訊くと、そこから見た俺の後ろに沢山いたらしく、それで居留守を使ったんだとか・・・。
それでもお前親かよ!!!
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