俺が体験した怖い話を2つほど・・・。
もう15年前。
大学生の頃、バーでのバイトあがりの帰りの車でのこと。
深夜2時過ぎ。
池袋から自宅までいつものコースで20分の家路を急いでた。
体が疲れてたため、FMから流れてくる音楽をボーっと聞きながら、ガラガラの道を快調に奔っていた。
途中大通りからショートカットをかねて某神社前を左折。
1車線の道に入ったとき「何で・・・」と女の声。
車はもちろん俺一人。
あれ?空耳?と思いラジオの音を小さく絞った。
「・・・」
もう15年前。
大学生の頃、バーでのバイトあがりの帰りの車でのこと。
深夜2時過ぎ。
池袋から自宅までいつものコースで20分の家路を急いでた。
体が疲れてたため、FMから流れてくる音楽をボーっと聞きながら、ガラガラの道を快調に奔っていた。
途中大通りからショートカットをかねて某神社前を左折。
1車線の道に入ったとき「何で・・・」と女の声。
車はもちろん俺一人。
あれ?空耳?と思いラジオの音を小さく絞った。
「・・・」
しんと静まりかえった車内は低いエンジン音のみで、他は何も聞こえない・・・。
心霊信じない俺は気に留めず、そのまま京浜東北線の某寂れた駅前を抜けようと車を進めた。
そのとき、ふと視線を感じた。
俺は不意にバックミラーをチラッと見た。
すると後部座席におかっぱの女の子の顔が見え、しかもこっちを見ている。
一瞬だった。
すぐ前を見て、またバックミラー見たがいない。
そして後部座席を見たが誰もいない。
なぜか怖くはなかったが、ただその顔が忘れられずにいた。
何日かして、朝、大学行く前に家のポストから新聞を出した。
そのとき、週一発行の区のローカル新聞を普段全く見ないのになぜか気になり、ページをめくった。
ゾクっとした・・・。
俺が見たおかっぱの女の子がいて、その時と同じ顔で俺を見ている。
その記事には中学生の女の子・・・いじめを苦に自殺と書いてあった。
その日は俺が見た日で、時間は深夜1時過ぎ。
俺が車で通った某駅前のスーパーからの飛び降りだった。
もう一つ。
今の話の1、2年後。
当時の彼女と河口湖に行った帰り、帰りが遅くなり、中央高速を降りて相模湖のラブホに泊まることにした。
そして二人とも疲れて寝てた深夜2時過ぎ。
俺はなぜかふと目が覚めた。
すぐ寝ようとしたが、なぜか胸騒ぎがした。
「なんだろう」と思いシーンとした部屋で、胸騒ぎが静まるかなと思って天井をボーっと見ていたそのとき、「パタパタパタ・・・」とほんとにかすかだが、音がした。
「ん?」と思い聞き耳を立てると、また「パタパタパタ・・・ガチャガチャ」と今度は遠くだが、はっきり空耳じゃないってわかった。
彼女は横で寝ている。
俺はむくっと起き上がり、どこから音がしてるのか探るため更に聞き耳をたてた。
目は暗闇に慣れてきた頃で、どうも音は部屋の外、廊下の置く殻とわかった。
俺は部屋のドアのところまで行って耳を付けた。
「パタパタパタ・・・ガチャガチャ」
音はする。
これはパタパタはスリッパの音。
更にガチャガチャはドアノブをまわす音。
俺はすぐにそう判断した。
しかも音は近づいている。
「おい。起きて」
俺は彼女の所にいき小声で言った。
「な~に」
彼女がむにゃむにゃした感じで起きると俺はすぐにドアの前に戻って「フロントに電話。9番かかる」と状況も言わずに彼女に伝えた。
焦っていた・・・。
なぜならこの部屋は810号室で、一番左端だったが、外の音の感じからもう前の部屋まで近づいていた。
彼女は俺のただならぬ感じを察したのか、薄暗い中、電話を探り当て、フロントに電話してくれた。
「変な奴が廊下にいるからすぐに来いといって」
俺はドアを見ながら、彼女に小声で言った。
外の奴に存在を気づかれたくなかった。
内鍵がしてある。
ここも通り過ぎてくれ。
「パタパタパタ・・・」
この部屋のまで止まった。
「ガチャガチャ」
ドアノブが回った。
開く訳ないだろと心の中で俺が呟いた・・・。
そのとき・・・。
ガチャっと何かを指す音。
すると内鍵が横向きから、縦にゆっくり回転しだした!
プチッ。
その時俺は切れた。
ノブをガッと両手で押さえ、右足でドアをけりながら「誰だてめえは!クソが!やんのか~!」と今までとうって変わって大声で怒鳴りだし、威嚇した。
何がなんだか、怖過ぎてすごく腹が立った。
彼女は悲鳴を上げて、ベッドでうずくまってたようだった。
しばらくドアを押さえつけ叫んでいたが、ドアノブ押さえるのが疲れてきた俺は開き直って「おら開けるぞ」と叫んで、20Cm位スーとドアを開けた。
開けた瞬間ぎょっとした。
女がいた。
隙間で暗かったが、うつむき加減で、髪はロングでべたっと濡れた感じ。
暗くて表情は見えないが、目線は俺を見ずに斜め下をじっと見てた。
よく覚えていないが、白っぽい服だった。
俺「なんだ・・あんた・・夜中に」
一瞬怒りがとまってしまったが、そいつに俺が言うと、「鍵です。忘れてます」といって俺に木の長い柄がついた鍵を渡してきた。
渡すというより突き出してきた。
目線はこっちょ見てない。
俺はそれをもぎ取り、バン!とドアを閉め、鍵をかけた。
「パタパタ・・・」
外でスリッパの音。
遠ざかっていく。
俺はすぐにフロントに、「非常識だ!」と文句を言おうと電話した。
フロント「はいフロントでございます」
俺「カギ忘れたけど、ひどいじゃない?こんな夜中にさあ」
フロント「はあ?なんのことですか?」
俺「いま鍵を届けにきたよ。木の奴。お宅に従業員でしょ?」
フロント「今、私が宿直していますが本日は渡し一人で、他に従業員はおりません」
俺「・・!?」
フロント「鍵にいたってはお客様が入る際に渡しておりますし、木の柄ではなく、プアスチックにルームナンバーが書いてあるタイプのものです。2~3年前にはそのタイプはございましたと記憶していますけど・・・」
俺「だってここに鍵が・・・」
そう言いかけて絶句した・・・。
俺の手には鍵なんかかった。
この部屋に入ったときから、もらった鍵で開けたのを思い出した。
大体なんで色んな部屋をガチャガチャやったり、事前に連絡もせずに勝手に開けようとするわけがない。
心霊信じない俺は気に留めず、そのまま京浜東北線の某寂れた駅前を抜けようと車を進めた。
そのとき、ふと視線を感じた。
俺は不意にバックミラーをチラッと見た。
すると後部座席におかっぱの女の子の顔が見え、しかもこっちを見ている。
一瞬だった。
すぐ前を見て、またバックミラー見たがいない。
そして後部座席を見たが誰もいない。
なぜか怖くはなかったが、ただその顔が忘れられずにいた。
何日かして、朝、大学行く前に家のポストから新聞を出した。
そのとき、週一発行の区のローカル新聞を普段全く見ないのになぜか気になり、ページをめくった。
ゾクっとした・・・。
俺が見たおかっぱの女の子がいて、その時と同じ顔で俺を見ている。
その記事には中学生の女の子・・・いじめを苦に自殺と書いてあった。
その日は俺が見た日で、時間は深夜1時過ぎ。
俺が車で通った某駅前のスーパーからの飛び降りだった。
もう一つ。
今の話の1、2年後。
当時の彼女と河口湖に行った帰り、帰りが遅くなり、中央高速を降りて相模湖のラブホに泊まることにした。
そして二人とも疲れて寝てた深夜2時過ぎ。
俺はなぜかふと目が覚めた。
すぐ寝ようとしたが、なぜか胸騒ぎがした。
「なんだろう」と思いシーンとした部屋で、胸騒ぎが静まるかなと思って天井をボーっと見ていたそのとき、「パタパタパタ・・・」とほんとにかすかだが、音がした。
「ん?」と思い聞き耳を立てると、また「パタパタパタ・・・ガチャガチャ」と今度は遠くだが、はっきり空耳じゃないってわかった。
彼女は横で寝ている。
俺はむくっと起き上がり、どこから音がしてるのか探るため更に聞き耳をたてた。
目は暗闇に慣れてきた頃で、どうも音は部屋の外、廊下の置く殻とわかった。
俺は部屋のドアのところまで行って耳を付けた。
「パタパタパタ・・・ガチャガチャ」
音はする。
これはパタパタはスリッパの音。
更にガチャガチャはドアノブをまわす音。
俺はすぐにそう判断した。
しかも音は近づいている。
「おい。起きて」
俺は彼女の所にいき小声で言った。
「な~に」
彼女がむにゃむにゃした感じで起きると俺はすぐにドアの前に戻って「フロントに電話。9番かかる」と状況も言わずに彼女に伝えた。
焦っていた・・・。
なぜならこの部屋は810号室で、一番左端だったが、外の音の感じからもう前の部屋まで近づいていた。
彼女は俺のただならぬ感じを察したのか、薄暗い中、電話を探り当て、フロントに電話してくれた。
「変な奴が廊下にいるからすぐに来いといって」
俺はドアを見ながら、彼女に小声で言った。
外の奴に存在を気づかれたくなかった。
内鍵がしてある。
ここも通り過ぎてくれ。
「パタパタパタ・・・」
この部屋のまで止まった。
「ガチャガチャ」
ドアノブが回った。
開く訳ないだろと心の中で俺が呟いた・・・。
そのとき・・・。
ガチャっと何かを指す音。
すると内鍵が横向きから、縦にゆっくり回転しだした!
プチッ。
その時俺は切れた。
ノブをガッと両手で押さえ、右足でドアをけりながら「誰だてめえは!クソが!やんのか~!」と今までとうって変わって大声で怒鳴りだし、威嚇した。
何がなんだか、怖過ぎてすごく腹が立った。
彼女は悲鳴を上げて、ベッドでうずくまってたようだった。
しばらくドアを押さえつけ叫んでいたが、ドアノブ押さえるのが疲れてきた俺は開き直って「おら開けるぞ」と叫んで、20Cm位スーとドアを開けた。
開けた瞬間ぎょっとした。
女がいた。
隙間で暗かったが、うつむき加減で、髪はロングでべたっと濡れた感じ。
暗くて表情は見えないが、目線は俺を見ずに斜め下をじっと見てた。
よく覚えていないが、白っぽい服だった。
俺「なんだ・・あんた・・夜中に」
一瞬怒りがとまってしまったが、そいつに俺が言うと、「鍵です。忘れてます」といって俺に木の長い柄がついた鍵を渡してきた。
渡すというより突き出してきた。
目線はこっちょ見てない。
俺はそれをもぎ取り、バン!とドアを閉め、鍵をかけた。
「パタパタ・・・」
外でスリッパの音。
遠ざかっていく。
俺はすぐにフロントに、「非常識だ!」と文句を言おうと電話した。
フロント「はいフロントでございます」
俺「カギ忘れたけど、ひどいじゃない?こんな夜中にさあ」
フロント「はあ?なんのことですか?」
俺「いま鍵を届けにきたよ。木の奴。お宅に従業員でしょ?」
フロント「今、私が宿直していますが本日は渡し一人で、他に従業員はおりません」
俺「・・!?」
フロント「鍵にいたってはお客様が入る際に渡しておりますし、木の柄ではなく、プアスチックにルームナンバーが書いてあるタイプのものです。2~3年前にはそのタイプはございましたと記憶していますけど・・・」
俺「だってここに鍵が・・・」
そう言いかけて絶句した・・・。
俺の手には鍵なんかかった。
この部屋に入ったときから、もらった鍵で開けたのを思い出した。
大体なんで色んな部屋をガチャガチャやったり、事前に連絡もせずに勝手に開けようとするわけがない。
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