これは数年前の話。
25日、日曜の明け方に実際に起きたことなんだが・・・。(心霊現象は3度目で、前の2回は幻覚だったような気もするが今回は幻覚なんかではなく余りにも鮮明で強烈だった・・・)

先週は結構疲れが溜まっていたので、24日土曜の3時~16時頃まで寝てしまい、当然夜になっても眠くならず、25日3:30~4:00頃にようやく眠くなり眠ったんだ。

そして・・・それは突然現れた。

自分の意識が覚醒してからそれが来たのか、それとも、来た衝撃で意識が覚醒したのか・・・どっちだったのかは覚えてない。
同時だったような気がする。

それは、仰向けに寝ていた俺の両肩をいきなり両手で押さえ付けてきた。

凄い力を感じた。
身動き一つ取れない。
俺は目を閉じていたが、不思議と目の前にある光景が見えていた。
それは女のようであった。

恐ろしい形相をしていた。
それは憎しみに満ちた口調で何か言ってきた。
その声は耳から聞こえてくるのではなく、頭の中に直接響いてきた。

「なんでお前が・・・!」

「お前のせいで・・・!」

そんな内容だったと思う・・・。
その時既に顔は何時の間にか、鼻と鼻がくっつきそうな程の距離に迫っていた。

俺は恐ろしくなり、恐怖心を紛らわせようということだけを必死に考えた。

こういう時どうすればいいんだろう?

叫びたい・・・。
お経を唱えれば消えてくれるだろうか・・・。

お経を思い描くと更に恐怖心が増しそうな気がして止めにした。
陽気なものがいい。

そこで・・・俺の大好きなマイケルジャクソンが思い浮かんだ。
そうだ!叫ぼう!「フォー!!」と。

肩に強烈な力を感じつつ、目前で恐ろしい形相をしているそれの恨みがましい声を聞きながら俺は叫んだ「ふぅぅ・・・」と・・・。

必死に声を搾り出してみたが、ため息のような声しか出なかった・・・。
しかし、その直後幸いにも肩を押さえつける力を感じなくなり、体の自由も戻っていた。
しかし、目は開けずすぐにうつ伏せになり布団に潜り込んだ。

1分位経っただろうか?
非常に長く感じたけどそれ位だったと思う。
まだ布団の上にいるんじゃないか?と怯えながら、今のは一体なんだったのかと考えたりしてた。

・・・布団の隙間が明るいことに気付いた。
今何時だろう。
なぜかそれが凄く気になった。
布団の横に置いてる時計を見る為に勇気を出してちょっと布団の横をめくってみた。

背筋が凍りついたよ。

4:45。
つまり、さっきの出来事は4:44頃に起こったことだったんだ。
はっきりいって、この時が一番恐ろしかったよ。

で、不思議なことに、こんな強烈な体験をしたにも関わらず、その後寝て、起きた後はこの体験をずっと忘れてたんだよね。
思い出したのが26日の未明、また布団に入る時だった。

しかし、あれは何だったんだろう?
ここに越してきて4年目だが今までにそういったものは皆無。
だから今更部屋に住み着く~ってのは考え難い。

じゃあ生霊ってやつ?

女とトラぶったことも全く無いから、それも無い筈なんだけどなぁ・・・不思議。