学生時代の友達Aと俺の会話。

A「霊感あるほうじゃないんだけど?昔から町を歩いてたら、電柱の影から手招きしてる白い手とか夜中に公園の砂場で遊んでる子供とか見えたり、マンションの5階に住んでるのに窓たたかれたりとか、他にもなんとなく人の死期がわかったりするんだよね」

俺「何くだらない事言ってるんだ?」

A「ほんとうだってじゃ芸能人の××一週間以内に死ぬよ?この頃TVで見かけてなんとなくそんな気がしたんだよね」

俺「なに馬鹿なこと言ってるんだ?」

一週間後、その××が死んだとニュースが流れました。

A「な、言ってたろ前に」

俺「・・・」

A「で、ここから俺の話な。俺◯◯才の6月に死ぬみたいなんだ。で俺の葬式で俺に彼女か奥さんいたら実家の俺の机の2段目を開けてみてくれって伝えてほしいんだ」

俺「俺じゃなくてB(Aの一番の友人)に頼めよ」

A「Bじゃだめなんだって」

俺「まぁ覚えてたらな」

それから数年先月上旬彼の葬式に行ってきました。
Bは、数年前に事故で亡くなっていてそれもAの言う通りになっていました。

彼には、現在奥さんと子供がいて彼の奥さんにそのことを話しました。

その数日後、彼の奥さんからTELがあり怒声で「何もありませんでした」「こんな時にふざけたこと言わないでください」と一方的なTELが・・・。

ふざけるなA。

数日後。
俺のもとへ彼の奥さんと子供が尋ねてきて謝罪されました。

彼が夢に出てきて「ごめん3段目」と言ってきたそうでした。

机の三段目には、くわしい内容は知りませんが手紙と生命保険の証書が入っていたそうです。

で手紙の書き出しが「C(俺の名前)から聞いていると思うが・・・」と書かれていたそうです。

でもやっぱりふざけるなA。
そんなことよりどうして運命を変える努力をしなかったんだ。
家族もそのお金や手紙より生きてるお前が居るほうが大切だぞ。

俺は、また一緒にお前と酒が飲みたいし、お前が下ネタ言って俺が苦笑いする・・・馬鹿なトークも嫌いじゃないぞ馬鹿野郎。