自分の体験談です。

あまりハッキリとは覚えてないんですが、場所は広島県です。
幼稚園に行ってた頃、親戚のおじいさんのお葬式に行きました。
そこはすごい田舎で、今のような火葬場という建物がなく、山の奥に棺桶を並べたようなところがあり、そこで焼きました。

自分も棺桶の中に花を入れましたが、その時のおじいさんの顔がものすごく苦しんでいるような顔でした。
当時まだ死ぬということがよくわからなかった自分は「お爺さんは棺桶の中で何してるんだろう」ってくらいにしか感じませんでした・・・。

その夜のことです。
親戚のお婆さんの家に泊まり寝ていると、変な物音がしました。
扉をバタンバタンと何度も開けたり閉めたりする音・・・。
さらに「チーン」という音・・・。

「チーンチーンチーン」と連続して鳴らしては「バタンバタン」という連続。

あまりにうるさかったのでお婆さんに「あれは何の音?」って聞くと、お婆さんが「お爺さんが帰ってきとるんよ。今出て行ったら一緒に連れて行かれるから、大人しく寝てなさい・・・」と。

お婆さんが目に少し涙を浮かべていたのをとてもよく覚えています。