この前一人で夜2時ごろに風呂に入っていた時のこと。
俺は風呂場に防水カバーに入れたiphoneを持ち込んで、湯船に浸かりながら洒落怖を見るのが日課になっていたんだが、その日は風邪っぽくてなんかダルかったから、さっさと上がろうと湯船から立ち上がって、伸びをしながらふと浴槽の上の換気扇に目を向けると、換気扇の中に、両手を換気扇のフィルターに張り付けながらこっちをガン見している2つに目玉が見えた。
あまりのことにパニックになって、「うおっあぁぁぁぁ!」とか叫びながら換気扇のフィルターに思いっきり昇竜拳を叩き込んだ!
次の瞬間、立ち上がったはずなのになぜか俺は湯船に浸かっていた。
換気扇を見上げても何もいない・・・。
しばらく換気扇を見上げた。
俺は風呂場に防水カバーに入れたiphoneを持ち込んで、湯船に浸かりながら洒落怖を見るのが日課になっていたんだが、その日は風邪っぽくてなんかダルかったから、さっさと上がろうと湯船から立ち上がって、伸びをしながらふと浴槽の上の換気扇に目を向けると、換気扇の中に、両手を換気扇のフィルターに張り付けながらこっちをガン見している2つに目玉が見えた。
あまりのことにパニックになって、「うおっあぁぁぁぁ!」とか叫びながら換気扇のフィルターに思いっきり昇竜拳を叩き込んだ!
次の瞬間、立ち上がったはずなのになぜか俺は湯船に浸かっていた。
換気扇を見上げても何もいない・・・。
しばらく換気扇を見上げた。
なんだ?
DIOか?
いやどっちかっていうとバイツァダストか?
・・・とか、やけに冷静に思いながら湯船を見たら、湯船に人の顔が映っていた。
プールとかで潜っている人を水上から見ても、なんとなく立体感があるだろ?でもそいつは違うんだよ。
それこそ自分の顔が水面に写っているみたいに輪郭はボヤけているし、まったく立体感がない。
でもそいつの両目完全に俺を見ている・・・。
もう何がなんだか分からなくて、そいつを見ながら固まっていると、今度は水面からスーと白い腕が2本伸びてきた。
2本の腕は俺の首元へとゆっくりゆっくり伸びてきて、「首を絞められる!?」と思ったとき、勢いよく風呂場の扉が開いて俺の祖父が入ってきた。
ぶっちゃけその時が一番ビビッた。
だって俺は都内に住んでいるんだが、じいちゃんは北海道にいるんだもの。(もちろん存命)
ここにいるはずがない・・・。
そのじいちゃんが鬼の形相で、その両手と顔に「お前何をしている!そいつから離れろ!!」とか叫んでる。
あまりの怒号に恐れをなしたのか白い手はスーとお湯の中に消えていって、顔も見えなくなった。
俺は北海道にいるじいちゃんがここにいることにももちろん驚いたけど、それ以上に俺を助けてくれたことに驚いた。
というのも俺のじいちゃん、もともとは優しい人だったんだけど、認知症が発症してからは人が変わったように凶暴になって、ばあちゃんに暴力をふるって家から追い出した。
家の鍵を勝手に取り替えまでしてた。
しまいには、じいちゃんっ子だった俺の弟を除いて家族全員を裏切り者とかキチガイとか呼び出して、俺もかなり口悪く罵られたりもした。
そんな俺をじいちゃんは助けてくれた。
すげぇ嬉しかったよ。
で、そのじいちゃんが俺にボソッと一言つぶやいたところでまた場面が変わった。
目を開けると俺は救急隊員と家族に囲まれていた。
話を聞くと、俺の次に風呂に入ろうとしていた弟がいつまでも俺が風呂から上がってこないから様子を見に行ったら、湯船で俺が気絶していたらしい。
救急車呼んだみたいで、意識はハッキリしていたが一応ってことで生まれて初めて救急車に乗って病院へ行った。
病院で軽く検査して異常無し。
でもその日は病院に泊まらせてもらうことにした。
病院で寝ながら俺は泣いた。
怖かったからとか、生きてることに安心したからとかだからじゃない。
ただただ悲しかったから・・・。
なぜなら、最後にじいちゃんが俺を見てボソッと言ったことが、「なんだ、◯◯(弟)じゃなかったのか」だったから。
やっぱじいちゃんは弟以外はどうでもいいんだなって思ったらもう涙が止まらなかったよ。
俺もおじいちゃんっ子だったし。
たぶん俺はもう北海道には帰らないし、じいちゃんにも死ぬまで会わないだろうなと思った。
どこからが夢でどこからが現実かわからんし、あれ以降も風呂場は使ってるけどあいつには会ってない。
俺が1ヶ月ほど前に体験した話。
DIOか?
いやどっちかっていうとバイツァダストか?
・・・とか、やけに冷静に思いながら湯船を見たら、湯船に人の顔が映っていた。
プールとかで潜っている人を水上から見ても、なんとなく立体感があるだろ?でもそいつは違うんだよ。
それこそ自分の顔が水面に写っているみたいに輪郭はボヤけているし、まったく立体感がない。
でもそいつの両目完全に俺を見ている・・・。
もう何がなんだか分からなくて、そいつを見ながら固まっていると、今度は水面からスーと白い腕が2本伸びてきた。
2本の腕は俺の首元へとゆっくりゆっくり伸びてきて、「首を絞められる!?」と思ったとき、勢いよく風呂場の扉が開いて俺の祖父が入ってきた。
ぶっちゃけその時が一番ビビッた。
だって俺は都内に住んでいるんだが、じいちゃんは北海道にいるんだもの。(もちろん存命)
ここにいるはずがない・・・。
そのじいちゃんが鬼の形相で、その両手と顔に「お前何をしている!そいつから離れろ!!」とか叫んでる。
あまりの怒号に恐れをなしたのか白い手はスーとお湯の中に消えていって、顔も見えなくなった。
俺は北海道にいるじいちゃんがここにいることにももちろん驚いたけど、それ以上に俺を助けてくれたことに驚いた。
というのも俺のじいちゃん、もともとは優しい人だったんだけど、認知症が発症してからは人が変わったように凶暴になって、ばあちゃんに暴力をふるって家から追い出した。
家の鍵を勝手に取り替えまでしてた。
しまいには、じいちゃんっ子だった俺の弟を除いて家族全員を裏切り者とかキチガイとか呼び出して、俺もかなり口悪く罵られたりもした。
そんな俺をじいちゃんは助けてくれた。
すげぇ嬉しかったよ。
で、そのじいちゃんが俺にボソッと一言つぶやいたところでまた場面が変わった。
目を開けると俺は救急隊員と家族に囲まれていた。
話を聞くと、俺の次に風呂に入ろうとしていた弟がいつまでも俺が風呂から上がってこないから様子を見に行ったら、湯船で俺が気絶していたらしい。
救急車呼んだみたいで、意識はハッキリしていたが一応ってことで生まれて初めて救急車に乗って病院へ行った。
病院で軽く検査して異常無し。
でもその日は病院に泊まらせてもらうことにした。
病院で寝ながら俺は泣いた。
怖かったからとか、生きてることに安心したからとかだからじゃない。
ただただ悲しかったから・・・。
なぜなら、最後にじいちゃんが俺を見てボソッと言ったことが、「なんだ、◯◯(弟)じゃなかったのか」だったから。
やっぱじいちゃんは弟以外はどうでもいいんだなって思ったらもう涙が止まらなかったよ。
俺もおじいちゃんっ子だったし。
たぶん俺はもう北海道には帰らないし、じいちゃんにも死ぬまで会わないだろうなと思った。
どこからが夢でどこからが現実かわからんし、あれ以降も風呂場は使ってるけどあいつには会ってない。
俺が1ヶ月ほど前に体験した話。
コメント