5~6歳位のある日、新築間もない実家の座敷で昼寝をしていたとき。
ふと目を覚ましたら、白い着物で髪の長い女の人が無表情で俺を見下ろしていた。
子供心に「きれいな女の人だ!」と思ったのかどうか覚えてないけど、女の人にニコッと笑いかけた。
と、その瞬間、寝ていた俺の顔10cmまで顔を近づけ、悲しいような悔しさがにじみ出たような叫び声を上げ、般若じゃないけど鬼気せまる形相で首を絞められた。
その後のことは覚えていないんだが、息ができないのと恐怖で気を失ったみたい。
でも首にアザが残っていた。
それから小学校に上がって、2年か3年の頃。
当時はゲームなどない時代だったので、外で遊ぶのがメインだった。
家は、よくある山の斜面を住宅街に造成した所にある。
その住宅街の上の方に、ちょうど斜面が禿げ上がった部分があり、そこから獣道に入っていける場所があった。
ふと目を覚ましたら、白い着物で髪の長い女の人が無表情で俺を見下ろしていた。
子供心に「きれいな女の人だ!」と思ったのかどうか覚えてないけど、女の人にニコッと笑いかけた。
と、その瞬間、寝ていた俺の顔10cmまで顔を近づけ、悲しいような悔しさがにじみ出たような叫び声を上げ、般若じゃないけど鬼気せまる形相で首を絞められた。
その後のことは覚えていないんだが、息ができないのと恐怖で気を失ったみたい。
でも首にアザが残っていた。
それから小学校に上がって、2年か3年の頃。
当時はゲームなどない時代だったので、外で遊ぶのがメインだった。
家は、よくある山の斜面を住宅街に造成した所にある。
その住宅街の上の方に、ちょうど斜面が禿げ上がった部分があり、そこから獣道に入っていける場所があった。
ある日、友達2人と探検ごっこをすることになり、その獣道に入ってみることにした。
分け入ってしばらくすると、獣道の先に女の人が歩いているのが見えた。
「女の人がいる!ほら、あそこ!」
そう、言ったが、友達は見えていない様子。
後ろ姿だったが、白い着物で、髪が長かった。
怖いというよりも、こんな所に人がっっ!という、今考えれば意味不明な興奮で走って追いかけた。
行き着いた所には、小さな祠があった。
何年も人が来たような雰囲気ではなかったのを覚えている。
そこまで来てなぜか怖くなり、逃げるように帰った。
獣道の探検ごっこはしなくなったが、その後も何回か女の人を見ることがあった。
ふと振り返るとガラスケースの反射の中に女の人が、というような感じで、何かあるわけでもなかったので、怖さはなく不思議だなぁと思う位だった。
中高は県外の男子校で寮生活だったため、日々の生活で女の人のことは忘れかけていた。
そして大学2年生のある日。
大学は地元の三流大学だったので実家住まいだった。
夜、ベッドで寝ていると、ヤバイ感じで目が覚めた。
なんというか・・・動物的恐怖というか、ベッドの真横にヤバイ何かがおり、それに体が反応してすごい鳥肌が立っているような感じ。
動いたらヤバイと思い、寝たふりをしていたんだが、そう思いつつも、薄目だったらバレないだろうと、今考えれば意味不明な考えで真横を見てみた。
いた・・・あの女の人が。
でも不思議。
部屋は真っ暗なのに、女の人だけライトを浴びたように明るく見える。
で、俺の顔を覗きこんでいる。
顔がほてったような感じで、心なしか笑顔のように見える。
やっぱ美人だったんだが、雰囲気がヤバイ。
でも美人。
でもヤバイ。
でもやっぱ美人。
と、そのうち恐怖が大きくなって帰ってもらおうと、お経みたいなものを心の中で唱えたけど、効果なし。
いつの間にか「ごめんなさい、ごめんなさい」と言うばかりになった。
なんで謝るのか意味不明なんだが・・・。
しばらく半泣きの状況だったんだが、やがて女の人がすーっと窓から出ていくような雰囲気を感じた。
「帰るんだな」と感じ、ヤバイ感覚が薄れてきたとき、安心と同時になぜか「せっかく美人だから、格好もきれいだったらいいのに」と思った。
で、何日か経った夜、現れた記憶がある。
あやふやなんだが、目が覚めてふと見ると、ベッドから離れた場所で立っていた。
ヤバイ雰囲気もなく、表情はおだやかで、格好も平安時代みたいな格好というか、位の高そうな感じだった。俺は「あぁ、やっぱり美人だ」と、なぜか安心して寝てしまった。
その後、その女の人を見ることはなくなった。
以上、オチなし。
色々調べてみたけど、その女の人について分からなかった。
近所の山は片縄山。
祠に通じる場所は、今は住宅地側からは行けなくなった。
祠はもうないと思う。
いやほんと、美人だった。
これだけは覚えている。
分け入ってしばらくすると、獣道の先に女の人が歩いているのが見えた。
「女の人がいる!ほら、あそこ!」
そう、言ったが、友達は見えていない様子。
後ろ姿だったが、白い着物で、髪が長かった。
怖いというよりも、こんな所に人がっっ!という、今考えれば意味不明な興奮で走って追いかけた。
行き着いた所には、小さな祠があった。
何年も人が来たような雰囲気ではなかったのを覚えている。
そこまで来てなぜか怖くなり、逃げるように帰った。
獣道の探検ごっこはしなくなったが、その後も何回か女の人を見ることがあった。
ふと振り返るとガラスケースの反射の中に女の人が、というような感じで、何かあるわけでもなかったので、怖さはなく不思議だなぁと思う位だった。
中高は県外の男子校で寮生活だったため、日々の生活で女の人のことは忘れかけていた。
そして大学2年生のある日。
大学は地元の三流大学だったので実家住まいだった。
夜、ベッドで寝ていると、ヤバイ感じで目が覚めた。
なんというか・・・動物的恐怖というか、ベッドの真横にヤバイ何かがおり、それに体が反応してすごい鳥肌が立っているような感じ。
動いたらヤバイと思い、寝たふりをしていたんだが、そう思いつつも、薄目だったらバレないだろうと、今考えれば意味不明な考えで真横を見てみた。
いた・・・あの女の人が。
でも不思議。
部屋は真っ暗なのに、女の人だけライトを浴びたように明るく見える。
で、俺の顔を覗きこんでいる。
顔がほてったような感じで、心なしか笑顔のように見える。
やっぱ美人だったんだが、雰囲気がヤバイ。
でも美人。
でもヤバイ。
でもやっぱ美人。
と、そのうち恐怖が大きくなって帰ってもらおうと、お経みたいなものを心の中で唱えたけど、効果なし。
いつの間にか「ごめんなさい、ごめんなさい」と言うばかりになった。
なんで謝るのか意味不明なんだが・・・。
しばらく半泣きの状況だったんだが、やがて女の人がすーっと窓から出ていくような雰囲気を感じた。
「帰るんだな」と感じ、ヤバイ感覚が薄れてきたとき、安心と同時になぜか「せっかく美人だから、格好もきれいだったらいいのに」と思った。
で、何日か経った夜、現れた記憶がある。
あやふやなんだが、目が覚めてふと見ると、ベッドから離れた場所で立っていた。
ヤバイ雰囲気もなく、表情はおだやかで、格好も平安時代みたいな格好というか、位の高そうな感じだった。俺は「あぁ、やっぱり美人だ」と、なぜか安心して寝てしまった。
その後、その女の人を見ることはなくなった。
以上、オチなし。
色々調べてみたけど、その女の人について分からなかった。
近所の山は片縄山。
祠に通じる場所は、今は住宅地側からは行けなくなった。
祠はもうないと思う。
いやほんと、美人だった。
これだけは覚えている。
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