つい最近のことだが、悪夢にうなされて、深夜3時頃突然目が覚めた。

すると、ベッドの足元に髪の長い(黒髪)白い服を着た女がうつむいた感じで立っていた。
顔は髪で隠れて見えなかったが、ただただ、俺の方をじっと見ているようだった。
幸い、金縛り状態?ではなかったので全力で叫び声をあげた。

「うぉわぁぁ!!」

・・・たぶん、近所迷惑だったろうな。
その女は、まばたきか、一瞬目を反らしたかは忘れたが、気付いた時にはもういなかった。

突然のことだったので、気のせいか見間違いかなにかと勝手に納得してすぐにまた寝ることにした。

現に、女が立っていたと思われる場所の少し奥に、女性のポスターが張ってあったので、それを寝ぼけて見間違えたのかと、そう思うことにした。

しかし、後日冷静になって考えてみたら、そのポスターの女性の髪は“金髪”。
俺が見たのは長い“黒髪”の女で、それだけははっきりと覚えているし、自信を持って言える。
だとしたら、俺が見たのは一体なんだったのだろう・・・。
そんなことを考えているうちに、ふと去年の夏のことを思い出した。

去年のちょうど今頃、深夜1時頃に帰宅すると、白い服の女らしきものが家の前の道路の端を這いずりまわっていたという出来事があった。
見た瞬間、何か嫌な予感がしてダッシュで家に逃げ込んだから、その後そいつがどうなったかはわからないが・・・。

もしかしたら、最近見たのと、去年見たのは同じものなんじゃないだろうか。
ちょうど時期がお盆周辺だからそれと何か関係があるのか・・・。
そういえば、親父の妹は10代くらいで亡くなったって聞いたような・・・。

・・・まとまらないうえに、オチもなくてすまん。
きっとオチがあるとしたらこれから何か起こるんだろうな。
来年の夏あたりに。