私の母から聞いた実話を。

母さんは28歳で同い年の父さんと結婚しました。
仲も良く、お似合いだったので友達などにお祝いの品などを貰っていたそうです。
その中に、それぞれ別の人からですが二対の陶器の女の子と男の娘の人形があったそうです。
子宝に恵まれるようにと貰ったそれを大切に、同時に何時でも見れるような、手が届くような場所に保管していたそうです。

ところが遊びに来た父さんの妹さんの娘がその内の一つを不注意で割ってしまったそうです。
まだ幼い子だししょうがないと諦めましたが、当時お腹にいた子(たぶん男の子)は程なくして流産してしまったそうです。

そのうち、母自らも不注意で二つ割ってしまったらしく、二人目の子供は死産(こちらも男の子でした)、三人目の子供はまだ性別もよくわからないうちに流産してしまったそうです。

残った一つを大事に引き出しの奥にしまって、4度目の妊娠、父さんが有名な病院に母さんを入院させ、年齢も40近くだったこともあり帝王切開をすることに。
手術を承ったのは新人産婦人科医であり、不安はありつつも無事成功、そうして生まれた子供が私らしいです。

その後、しまっておいた最後の人形は見つからなくなったそうですが私を大切に育ててくれています。
私はいたって健康でもうすぐ成人しますが、父さんと母さんは同年代の両親より年老いていて心配することもしばしば・・・。
一番上の兄が生まれていたら既に両親を養えたんだろうなぁ。

まぁそんな関連があるのかないのかよくわからないお話ですが、皆さんも結婚祝いには割れにくいものを送るのをお勧めします。