さて、私が体験した怖い話を。
中学生の塾の帰り道。
とても寒い冬の時期でした。
友人と自転車で家に向かう途中、猫の死体を自転車で轢いてしまったのです。
友人は気がつかずそのまま進みますが、急に無言になりました。
気がつくとあたりがいやに静かに。そして妙に明るいのです。
空を見上げると、大きな満月。
満月がふたつ。
見上げたまま動かない友人。
中学生の塾の帰り道。
とても寒い冬の時期でした。
友人と自転車で家に向かう途中、猫の死体を自転車で轢いてしまったのです。
友人は気がつかずそのまま進みますが、急に無言になりました。
気がつくとあたりがいやに静かに。そして妙に明るいのです。
空を見上げると、大きな満月。
満月がふたつ。
見上げたまま動かない友人。
自転車にまたがったまま全く動かない。
そうこうしていると、満月がさらに分裂して4つに。
ひとつは左右に揺れていて、ひとつはすごいスピードで私たちのほうに向かって来ます。
すごいひかりに包まれて、目がくらんだその瞬間。
友人が消えてしまったのです。
自転車は影だけがふわりと消えて跡形もなくなってしまいました。
田舎道を通る人もおらず、携帯もなかった時代。
とにかく家に帰ろうと自転車を漕ぎますが道は同じ箇所を何度も通るのです。
そして毎回死んでいる猫をひいてしまう。
もう涙と汗でぐしゃぐしゃになりながらふと横を見ると乗用車が。
中に黒い人影・・・。
とにかく誰かに助けて欲しくて窓を叩く。
ゆっくりと振り返ったその人の顔が・・・。
先ほどから何度も轢いてしまった猫のような顔でニヤニヤ。
私はそこで気を失い、気がつくと病院ですでに半月ほど昏睡していたようです。
友人は今も行方不明のまま。
最近、あの頃の夢を頻繁に見るのです。
毎回、あの光に照射される、手術前のような場所で、こうささやかれるのです。
「もう、終わりだよ」と。
そうこうしていると、満月がさらに分裂して4つに。
ひとつは左右に揺れていて、ひとつはすごいスピードで私たちのほうに向かって来ます。
すごいひかりに包まれて、目がくらんだその瞬間。
友人が消えてしまったのです。
自転車は影だけがふわりと消えて跡形もなくなってしまいました。
田舎道を通る人もおらず、携帯もなかった時代。
とにかく家に帰ろうと自転車を漕ぎますが道は同じ箇所を何度も通るのです。
そして毎回死んでいる猫をひいてしまう。
もう涙と汗でぐしゃぐしゃになりながらふと横を見ると乗用車が。
中に黒い人影・・・。
とにかく誰かに助けて欲しくて窓を叩く。
ゆっくりと振り返ったその人の顔が・・・。
先ほどから何度も轢いてしまった猫のような顔でニヤニヤ。
私はそこで気を失い、気がつくと病院ですでに半月ほど昏睡していたようです。
友人は今も行方不明のまま。
最近、あの頃の夢を頻繁に見るのです。
毎回、あの光に照射される、手術前のような場所で、こうささやかれるのです。
「もう、終わりだよ」と。
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