古代エジプトのグライダー
BC200年前後のプトレマイオス朝時代(したがって、時代区分から言えば「古代エジプト」ではない)の墳墓から発掘された、15センチほどの木製品のことである。
カリル・メシハという医学博士がこれを飛行機だと主張し、同様の模型を作成して飛ばしたところ、かなりの距離を滑空することが判明したと言う。
軽量のいちじくの木で作られていることから、模型を小型飛行機の大きさに拡大しても十分に飛行が可能であるとも言われている。
だが、この模型を自由飛行型模型飛行機として見た場合、主翼と垂直尾翼は備えているといえるが、水平尾翼に相当する部分がないため、ピッチ安定が極めて不充分であり、また主翼には上反角が付いていないため、ロール安定性にも乏しい。
したがってこの模型が滑空するとは考えられず、「同様の模型がかなりの距離を滑空した」という証言には疑問がある。
だが、この模型を自由飛行型模型飛行機として見た場合、主翼と垂直尾翼は備えているといえるが、水平尾翼に相当する部分がないため、ピッチ安定が極めて不充分であり、また主翼には上反角が付いていないため、ロール安定性にも乏しい。
したがってこの模型が滑空するとは考えられず、「同様の模型がかなりの距離を滑空した」という証言には疑問がある。
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