
ルーマニアで、約25万年前のものとみられる、アルミニウム製の謎の物体が見つかっていたことが分かった。
物体の形状は人工的に加工されているように見えるが、人類がアルミニウム精錬に成功したのはたかだか200年ほど前のことであり、常識では説明がつかない。このため古代に地球に飛来したUFOの部品である可能性が指摘されている。
問題の物体は1973年、アイウドの町に程近いムルシュ川岸の地中から出土した。
発見後、長期にわたって機密扱いとされ、最近になってようやくその存在が明らかになったという。
発見時の状況は、川岸で土木工事中だった作業員が、地下10メートルの深さに埋まっていた奇妙な物体3つを掘り出したと伝えられている。
ある考古学者がこれらの物体を買い付けて調べたところ、3つの物体のうち2つは、1万年~8万年前に氏んだ大型絶滅哺乳類の化石であることが判明した。
残る1つの物体は、非常に軽い金属製で、斧の一部のような形状をしていた。
問題の金属体は、2つの化石といっしょにルーマニアの都市クルジュ=ナポカに送られ、専門家によって分析された。
物体の大きさは、長さ20センチ、幅12.5センチ、厚さ7センチ。何かもっと大きな機械の部品であることを想起させる人工的な凹凸があった。
クルジュ=ナポカでの分析の結果、物体は12種類の金属から組成されており、このうち90%の成分がアルミニウムであることが分かった。
また年代は約25万年前のものであることが確認された。
当時の分析結果が正しかったことは、後にスイス・ローザンヌの研究所の調査で確認されている。
人類がアルミニウムの精錬に成功したのは、英国の化学者デービーが1807年に明ばん石(アルミナ)を電気化学的方法で分離したのが最初とされており、アルミニウム製の人工物が25万年前(ホモ・サピエンスの出現とほぼ同時期)に存在していたとすると、これまでの考古学では説明がつかない。
一方、この物体について郷土史家ミハイ・ウィッテンバーガー氏は、第2次大戦時のドイツ空軍の戦闘機メッサーシュミットMe262の部品であると主張している。
しかし、25万年前のものとした年代測定結果とは矛盾する説明であり、いまも結論は出ていない。
この謎の物体は現在、クルジュ=ナポカ歴史博物館に展示されている。
説明プレートには「由来不明」と書かれているという。
物体の大きさは、長さ20センチ、幅12.5センチ、厚さ7センチ。何かもっと大きな機械の部品であることを想起させる人工的な凹凸があった。
クルジュ=ナポカでの分析の結果、物体は12種類の金属から組成されており、このうち90%の成分がアルミニウムであることが分かった。
また年代は約25万年前のものであることが確認された。
当時の分析結果が正しかったことは、後にスイス・ローザンヌの研究所の調査で確認されている。
人類がアルミニウムの精錬に成功したのは、英国の化学者デービーが1807年に明ばん石(アルミナ)を電気化学的方法で分離したのが最初とされており、アルミニウム製の人工物が25万年前(ホモ・サピエンスの出現とほぼ同時期)に存在していたとすると、これまでの考古学では説明がつかない。
一方、この物体について郷土史家ミハイ・ウィッテンバーガー氏は、第2次大戦時のドイツ空軍の戦闘機メッサーシュミットMe262の部品であると主張している。
しかし、25万年前のものとした年代測定結果とは矛盾する説明であり、いまも結論は出ていない。
この謎の物体は現在、クルジュ=ナポカ歴史博物館に展示されている。
説明プレートには「由来不明」と書かれているという。
コメント