10年くらい前、内臓の手術した。
入院数日前、夜中に目が覚めたら体が動かなくて、目だけで周囲を見回したら、腹部の辺りをじっと見る「青く光る骨格標本(マント着用)」が居た。

その時、金縛りという言葉が浮かぶよりもなぜか「体を動かすのがめんどくさい」と思っていた自分は、頭の中で「あっち行け!」と言いながら骸骨にデコピン食らわせるイメージを描き続けた。

今考えると馬鹿だw

骸骨も呆れたのかふっと消えた。
それを見て自分も満足して寝てしまった。

翌日にはそんな事すっかり忘れて、手術を受けて、なかなか治らないながらも日常生活に支障がなくなった頃、「実はアンタの容態ちょっと危なかったのよ」と母に言われあの夢を思い出した。

もしかして死神だったんだろか?
もしそうだったらデコピンで死神撃退しちゃったんだろか?