ある大学の獣医学部では、生き物との接し方を学ぶ為に入学と同時に子犬が与えられる。

大学生活の数年間寝食を共にし、かけがえのないパートナーになった頃に獣医師国家試験が訪れるわけだが、その試験を受ける条件として教授からレポートの提出を求められる。

その内容とは、入学時に与えられた犬の解剖実習レポート。
命を扱う仕事だけに、情を省けるようにするという厳しい世界だ。

ちなみに批判が多かったために、現在は表立っては行われていないようだ。