たぶん中学校上がる前くらいの時だったと思う。
この当時から底辺で引きこもりだった私はとくにすることもなく、自宅の二階の自分の部屋でごろごろしていた。
そしたら、昼の1時ごろ外から小さく救急車の音が聞こえてきた。
私がそのとき暮らしてた地方では道路が狭かったり、車からの死角が出来やすい場所が多かったので、事故がおこることも、救急車が通ることもめずらしくなかった。
だから、「ああ、またどっかで誰か事故ったのか」くらいにしか最初は思わなくて、なんとなくその救急車のサイレンを聞いていた。
この当時から底辺で引きこもりだった私はとくにすることもなく、自宅の二階の自分の部屋でごろごろしていた。
そしたら、昼の1時ごろ外から小さく救急車の音が聞こえてきた。
私がそのとき暮らしてた地方では道路が狭かったり、車からの死角が出来やすい場所が多かったので、事故がおこることも、救急車が通ることもめずらしくなかった。
だから、「ああ、またどっかで誰か事故ったのか」くらいにしか最初は思わなくて、なんとなくその救急車のサイレンを聞いていた。
けど、しだいにその音が大きくなって、耳のすぐそばで鳴ってるんじゃないかと思ってしまうほどのボリュームになっていった。
すぐ横の(自宅の前)の道路を横切ったのかとも思ったが、一向にボリュームが下がる気配がない。
「もしかして近所で事故!?」と、窓から道路を見たが救急車どころか車も通ってない。(私の部屋は玄関口の上に位置する所にあり、窓から道路がいちぼうでき、その道路以外の道路は近くになかった)
さすがに怖くなり、母や兄がいる一階に下りるととたんにサイレンの音が小さくなり、居間に入ると完全に聞こえなくなった。おかしいと思いながら母に「さっき救急車の音うるさかったよね」と聞くと母は「そんなの聞こえなかった」と。
一階の和室で本を読んでいた兄も「なんの音もきかなかった」と言う。
そんなはずはない、と私はさっきの出来事を説明したが当然信じてくれるはずもなく「聞き違いか耳鳴りとかじゃないか」と言われ話を切られてしまった。
事実その当時私は日頃から耳鳴りがひどくて、そのことで親やお医者様にも相談していたので、自分でも「耳鳴りのひどいのがたまたまそう聞こえたのかな」とも一瞬考えた。
が、なんとなく納得出来なくて、あんまり覚えてないが「さっきの音の正体暴いてやる!」みたいなばかな理由だったと思うがwそんな感じでそのまま玄関から外に出た。
しかし、当然外に出てみてもなにも変なことも起きなかったし、例の救急車の音もまったく聞こえなかった。
それどころか普通車や人の気配もなかったような気がする。
まあ、そうだよなあと早々にあきらめて、自宅に戻ろうと道路から背を向けたあたりで後ろから音がした。
びっくりして振り返ると、道路を挟んだお向かいの家の奥さんが出てきていた。
買い物にでも行くのかなと思いながら見ていたが、奥さんは辺りを見回して、さっきの自分みたく何かを探してる様子だった。
私の存在に気づくと、奥さんは少し驚いた様子でどこかきょどりながらも、あいさつしてくれ、そのまま何事もなかったかのように私と世間話をした。
何を話したかはぼんやりしか思い出せないけど、「最近学校はどう?」とかそんな感じだった気がする。
そのとき私は奥さんにさっきのことを話したかったけど、昼間から「目には見えなかったけど救急車の音が聞こえた、あなたも聞こえませんでしたか?」なんてなかなか聞けなかったし、自分が言って変なうわさでも立てられたらいやだなと思い、音のことは話に出さなかった。
結局奥さんとは世間話だけで終り、お互い自宅に戻った。
でも、その2日か3日後くらいの夜、母の呼ぶ声で目が覚めてうながされるまま窓をみると、自分の家の前に救急車が止まっていた。
突然のことで驚いて、母とそこから様子を見ていると運ばれてくる人がいた。
お向かいの奥さんだった。
当時の私にしたらすごく怖いことで、その日はたぶん寝ていられなかったと思う。
そのとき、救急車のサイレン音は聞こえなくて、あの赤いランプだけ光ってた。
私達はその2年後に引っ越しました。
箇条書きで、色々と素人のため下手な小説まがいみたいな書き方をしましたが一応自分の実体験です。
今はもう大丈夫だけど、当時はすごく怖かった・・・。
ちなみにそのお向かいの奥さんはそのまま亡くなりました。
話では死因は脳出血で、階段を昇っている途中に発症し、そのまま崩れ落ちたそうです。
あのとき自分が話せば何か変わったのでは、と今でも少し後悔の念があります。
乱文失礼しました。
すぐ横の(自宅の前)の道路を横切ったのかとも思ったが、一向にボリュームが下がる気配がない。
「もしかして近所で事故!?」と、窓から道路を見たが救急車どころか車も通ってない。(私の部屋は玄関口の上に位置する所にあり、窓から道路がいちぼうでき、その道路以外の道路は近くになかった)
さすがに怖くなり、母や兄がいる一階に下りるととたんにサイレンの音が小さくなり、居間に入ると完全に聞こえなくなった。おかしいと思いながら母に「さっき救急車の音うるさかったよね」と聞くと母は「そんなの聞こえなかった」と。
一階の和室で本を読んでいた兄も「なんの音もきかなかった」と言う。
そんなはずはない、と私はさっきの出来事を説明したが当然信じてくれるはずもなく「聞き違いか耳鳴りとかじゃないか」と言われ話を切られてしまった。
事実その当時私は日頃から耳鳴りがひどくて、そのことで親やお医者様にも相談していたので、自分でも「耳鳴りのひどいのがたまたまそう聞こえたのかな」とも一瞬考えた。
が、なんとなく納得出来なくて、あんまり覚えてないが「さっきの音の正体暴いてやる!」みたいなばかな理由だったと思うがwそんな感じでそのまま玄関から外に出た。
しかし、当然外に出てみてもなにも変なことも起きなかったし、例の救急車の音もまったく聞こえなかった。
それどころか普通車や人の気配もなかったような気がする。
まあ、そうだよなあと早々にあきらめて、自宅に戻ろうと道路から背を向けたあたりで後ろから音がした。
びっくりして振り返ると、道路を挟んだお向かいの家の奥さんが出てきていた。
買い物にでも行くのかなと思いながら見ていたが、奥さんは辺りを見回して、さっきの自分みたく何かを探してる様子だった。
私の存在に気づくと、奥さんは少し驚いた様子でどこかきょどりながらも、あいさつしてくれ、そのまま何事もなかったかのように私と世間話をした。
何を話したかはぼんやりしか思い出せないけど、「最近学校はどう?」とかそんな感じだった気がする。
そのとき私は奥さんにさっきのことを話したかったけど、昼間から「目には見えなかったけど救急車の音が聞こえた、あなたも聞こえませんでしたか?」なんてなかなか聞けなかったし、自分が言って変なうわさでも立てられたらいやだなと思い、音のことは話に出さなかった。
結局奥さんとは世間話だけで終り、お互い自宅に戻った。
でも、その2日か3日後くらいの夜、母の呼ぶ声で目が覚めてうながされるまま窓をみると、自分の家の前に救急車が止まっていた。
突然のことで驚いて、母とそこから様子を見ていると運ばれてくる人がいた。
お向かいの奥さんだった。
当時の私にしたらすごく怖いことで、その日はたぶん寝ていられなかったと思う。
そのとき、救急車のサイレン音は聞こえなくて、あの赤いランプだけ光ってた。
私達はその2年後に引っ越しました。
箇条書きで、色々と素人のため下手な小説まがいみたいな書き方をしましたが一応自分の実体験です。
今はもう大丈夫だけど、当時はすごく怖かった・・・。
ちなみにそのお向かいの奥さんはそのまま亡くなりました。
話では死因は脳出血で、階段を昇っている途中に発症し、そのまま崩れ落ちたそうです。
あのとき自分が話せば何か変わったのでは、と今でも少し後悔の念があります。
乱文失礼しました。
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