新宿区の戸山というところに、実は山がある。
山といふより丘なのだが、一応箱根山という名前がついている。
もともと尾張藩の下屋敷だったところで、実は庭園内に作られた人工の山だ。
子供のころ、家が近くだったので遊びにいったが、それがバレると親にむちゃくちゃ怒られた。
なんで怒るのかわからない。
だが、ダメといわれるとよけい興味がわくのが子供というもの。
ときどき親に内緒で友達と遊びにいった。
山といふより丘なのだが、一応箱根山という名前がついている。
もともと尾張藩の下屋敷だったところで、実は庭園内に作られた人工の山だ。
子供のころ、家が近くだったので遊びにいったが、それがバレると親にむちゃくちゃ怒られた。
なんで怒るのかわからない。
だが、ダメといわれるとよけい興味がわくのが子供というもの。
ときどき親に内緒で友達と遊びにいった。
ある日、いつものように友達5人とその山に遊びに行ってかくれんぼをした。
ところが自分が上手いところに隠れたせいか、鬼がなかなか探しにこない。
辛抱できずに隠れたところから出てきた。
すると他に隠れたたやつを見つけたので、「みつかったのか?」と訊くと「いいや、なかなか探しにこないから出てきちゃったよ」という。
俺と同じだ。
他の奴も次々とでてきて4人そろった。
そして鬼がいない。
4人で手分けして探し回ったが、結局見つからず。
鬼をやるのがいやで帰ったんだろうという結論になり、それぞれ家にかえった。
そしてその晩大騒ぎになった。
鬼をやってた子供が帰ってこないというのでその子の親が一緒に遊んだ他の子の家に電話をかけてきて、戸山で遊んでいたことがバレた。
警察は呼ばれるは、近所中の人が探しに出るわ。
親にはこっぴどく怒られるわ。
えらい夜だった。
結局鬼をしていた子はみつからなかった。
うちの親は俺に向かっていった。
親「あの山では今までに何にも子供がいなくなってるの。もう絶対いっちゃだめ」
涙をためため顔を今でも覚えている。
そしてそれ以来戸山にはいってない。
そして、月日がたち大学生になったときのことだ。
ふとその子供のころの事件を思い出し、ネットや、大学に保管してある過去の新聞などで調べてみた。
ところがそれらしい事件などどこにも掲載されてない。
親にきいてみると「なに寝ぼけたこといってるのよ」という。
俺「だって誰ちゃんちの弟でオイラの友達だった子いなくなったじゃん」
親「あそこはお姉ちゃんの一人っ子よ、まったく」
・・・というしまつ。
そのときの他の子供でまだ付き合いのある奴にきくと覚えていた。
だが当時大人だった人は誰も覚えてないし記録もまったくない。
何人も子供がいなくなったというのに。(おわり)
ところが自分が上手いところに隠れたせいか、鬼がなかなか探しにこない。
辛抱できずに隠れたところから出てきた。
すると他に隠れたたやつを見つけたので、「みつかったのか?」と訊くと「いいや、なかなか探しにこないから出てきちゃったよ」という。
俺と同じだ。
他の奴も次々とでてきて4人そろった。
そして鬼がいない。
4人で手分けして探し回ったが、結局見つからず。
鬼をやるのがいやで帰ったんだろうという結論になり、それぞれ家にかえった。
そしてその晩大騒ぎになった。
鬼をやってた子供が帰ってこないというのでその子の親が一緒に遊んだ他の子の家に電話をかけてきて、戸山で遊んでいたことがバレた。
警察は呼ばれるは、近所中の人が探しに出るわ。
親にはこっぴどく怒られるわ。
えらい夜だった。
結局鬼をしていた子はみつからなかった。
うちの親は俺に向かっていった。
親「あの山では今までに何にも子供がいなくなってるの。もう絶対いっちゃだめ」
涙をためため顔を今でも覚えている。
そしてそれ以来戸山にはいってない。
そして、月日がたち大学生になったときのことだ。
ふとその子供のころの事件を思い出し、ネットや、大学に保管してある過去の新聞などで調べてみた。
ところがそれらしい事件などどこにも掲載されてない。
親にきいてみると「なに寝ぼけたこといってるのよ」という。
俺「だって誰ちゃんちの弟でオイラの友達だった子いなくなったじゃん」
親「あそこはお姉ちゃんの一人っ子よ、まったく」
・・・というしまつ。
そのときの他の子供でまだ付き合いのある奴にきくと覚えていた。
だが当時大人だった人は誰も覚えてないし記録もまったくない。
何人も子供がいなくなったというのに。(おわり)
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