小さな時から、たまに名前を呼ばれる。
たまたま遊びに行った他県の山中、見知らぬ定員しかいないゲームショップ、人込み、授業中の教室などで大声で呼ばれる。
自分の名前はとても珍しくて、他には滅多にいない。
別に名前を呼ばれるだけなら不思議じゃないんだけど、凄い大声なのに皆気づかないのが不思議。
たまに、友達といると、友達の名前も呼ばれることがあった。(誰もいない浜辺だった)

授業中は自分以外に十人くらいが気づいて、ちょっとしたパニックになった。
その時は最初、誰か低い声の男が自分の名前を呼んだ。
数人振り返ってこちらを見たけど、呼んだ人に心当たりがないので無視。
しばらくしたら低い読経が聞こえてきた。

「葬式かよ」とかヤンキーが馬鹿にしたように言ったら、先生が「え?」って顔になった。

「うるせーんだよ、このお経」と言ったのに、同意する数名と首を傾げる先生とクラスメイト。
凄い大声(30分くらい聞こえてた)なのに聞こえないらしい。
ヤンキーと聞こえる奴の説明で教室パニックになった。

その翌日、自分は事故に巻き込まれそうになった。
完全に無関係なのに。
それからも読経は二回あったけど、毎回聞こえてるのは数人だけだった。

その名前を呼ばれた翌日、死体に遭遇したり、命の危険を感じることが今までも数回あった。
小さい頃はなぜか『声に反応すべきじゃない』『返事しない』と決めていた。(こっそりと友達に相談はしたけど)
なのに昨日、会社にいた時に名前を呼ばれたて、ついつい忘れて「はい」と答えてから・・・皆が驚いた顔してるのに気づいて、色々な意味でやっちまったと後悔。

上司一人と同僚二人は聞こえていたらしく、「今のなんだ~?」なんて笑ってた。
んで、今日・・・事故に遭いました。
命は大丈夫でしたが、「一歩間違えば危なかった」「不自然な事故」と言われた。

これ、呼ばれてるのは、忠告なんでしょうか?招かれてるのでしょうか?
偶然だといいなぁ。
ただ、毎回怖い目に合うので、自分の名前が嫌いです。