12才の時にイジメにあってたんだけど、夏休みに自由参加で臨海学習があった。
絶対参加しないと思ってたのにリーダー格の子が「あんたがいないとイジメるやつがいなくて私が退屈だし」と私は無理やり行かなくてはならなかった。

夜になって一人でトイレとか近くの墓地とかに肝だめしに行かされた。
その時、女子トイレの前で泣き出してしまった。
すると耳元で「大丈夫?」と女の子の声がした。
横にピンクのスカートに茶色い靴の女の子がいた。

「帰ったらイジメられるよ」と私はため息をついた。

女の子は一緒にイジメっ子のいる部屋まで来てくれた。
部屋に入ると女の子は部屋の隅に立っていた。

0時過ぎに先生が見回りに来たので電気を消した。
すると、「ひぃぃぃ!!」と言う悲鳴と「ズダーン!!!」とすごい音がした

先生が慌てて電気をつけたら、そのイジメっ子が二段ベッドから落ちて首が180度曲がり泡を吹いて倒れていた。
失禁して耳から血が流れてた。

女の子はまだ部屋の隅にいたんだけど、私を見るとにっこり笑って口だけでこう言って出て行った。

「バイバイ」

部屋を出る時にちょっと手をふっていた。

イジメっ子は首の位置が戻らずに、しばらくして亡くなった。

ちょうど私が見舞いに行った時に、真っ暗い竜巻みたいなかたまりが彼女に絡みついて竜巻ごと行ってしまった。

イジメっ子の両親には気の毒だから話せなかった。