私の祖父も日露戦争に従軍したとかで、よくその当時の話を聞きました。

うろ覚えなんですが、祖父の部隊がある山中を行軍中、戦友数人とともに夜間斥候(偵察)にでたとき、前方の草むらに人が立ったかと思うと、急に見上げるほど背が伸びていき、一つ目入道が立ちふさがったとのことでした。

斥候でもあるので明確に敵と分かるほかは発砲ままならず、石をその化け物に投げつけたそうですが、消えないどころか、よけい背が高くなってきたそうです。
※『斥候(せっこう)』敵軍の動静・地形などをひそかに探り監視するために、部隊から差し向ける少数の兵。

祖父は「化け物は後ろにいる」ものだと聞いたことがあるのを思い出し、真後ろに石を投げつけたところ、化け物は消えたそうです。

外国で“一つ目入道”がいるのか?・・・という感じですが、不思議な話です。