なんかの本で読んだ話。

三島由紀夫の友人で、足が不自由で車椅子生活の人がいたそうです。
で、三島は生前「いつか俺が足を治してやる」と言っていたそうです。

それで三島の死後、葬儀に参列しようとした友人が葬儀場の前まで自動車で来た時、余りの人の多さに車椅子で入場すると目立ちそうで恥ずかしくなり、無理を承知で車椅子を使わずに自力で歩いていこうとしました。

すると、今まで不自由だとばかり思っていた足で普通に歩けたそうです。

その時その友人は、本当に不思議なことはあるものだと思い、また三島の友情に感謝したそうです。