昔住んでいた借家の隣には同じ間取りの家がくっついていた。
簡単に言うと2軒だけの長屋・・・なんだが、隣はいつも扉が閉まってて誰もいない感じだった。
で、好奇心をそそられた俺は真昼間、その家を敗れガラスの隙間から覗いてみた。
すると、薄暗がりの部屋の中に白いお婆さんが向こうを向いて正座しているのが浮かび上がるように見えた。
簡単に言うと2軒だけの長屋・・・なんだが、隣はいつも扉が閉まってて誰もいない感じだった。
で、好奇心をそそられた俺は真昼間、その家を敗れガラスの隙間から覗いてみた。
すると、薄暗がりの部屋の中に白いお婆さんが向こうを向いて正座しているのが浮かび上がるように見えた。
ぼんやり燐光発してるみたいな・・・。
あ、やっぱり人がいる!
覗いてんのバレたらマズー!
そう思ってさっさとその場を離れて、それから二度と覗き込むことは無かった。
もちろんその家の扉が開くことも、家に灯りがつくことも、人の気配がすることもなかった。
その家はとっくの昔に取り壊されたのだが、アレはなんだったのかと今でも不思議。
あ、やっぱり人がいる!
覗いてんのバレたらマズー!
そう思ってさっさとその場を離れて、それから二度と覗き込むことは無かった。
もちろんその家の扉が開くことも、家に灯りがつくことも、人の気配がすることもなかった。
その家はとっくの昔に取り壊されたのだが、アレはなんだったのかと今でも不思議。
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