高校時代の友人の話。

高校時代は友人はいつも寝不足そうで、暗い感じだった。
大学に入ったら大学デビューなのか、180度外見も性格も変わり、明るい感じになっていた。

成人式の時にどうしたの?と聞いたら高校卒業までほとんど毎晩金縛りとか、日中も体の透けた人とかが耳元でなんかぼそぼそ言っていたり、ドアを開ければ“目”がびっしりだったりと、色々精神的に参ってしまっていたそうだ。
当然親に言っても「気のせいでしょ」で片付けられていたらしい。

大学に入り、校則で決まっていた結べる長さ(おさげか一つにくくるのが決められていた)から開放され。
友人は肩甲骨下まであった黒髪をばっさりと顎くらいまで切ったそうだ。
そうしたら夜の金縛りの回数が明らかに減ったと。

で、だんだん髪が伸びるとまた金縛りの回数が増える・・・。

“これはもしかして、ヘアスタイルのせいなのか?!”と思い茶髪&ショートにしてみた。

どうやらそのとおりのようで、金縛りも幽霊もぴたっと遭わなくなったと。