危険とされる心霊スポットへ凸しようと準備して行ったんだが、順調に目的地に到着、時間はもちろん深夜3時ごろ。

さて、歩いて探索と行こうとしたら「あれ?◯◯君?」と声をかけられた。
振り返るといや、懐かしや、昔の学校の同級生の女!

「あー、久しぶり」と昔話も手短に彼女から「何をしているの?」と聞かれた。

俺「肝試しに来たんだ、ここは出るって言うから」

同級生の女「えーっほんとに~私もそうなんだよ」

なんたる奇遇しかし彼女は「私はもう肝試しし終わって帰ってきたところなんだけど、お化けでなかったよ?それに不良の人達が10人くらいで肝試しにきててさ・・・◯◯君・・絡まれちゃうよ?帰った方がいいと思う」と。

深夜に遭遇するお化け、DQN・・・どちらが怖いかと考えてそりゃ不良だと思い、その日は入り口から中に入ることなく帰宅。
それから3カ月くらい過ぎてその学校の同窓会が開かれることになり行って彼女に会った。

そしたら、まあ察しの通り「そんなとこには行ってないよ」というんだよね。

「肝試しになんか行かないし・・・」と、じゃぁ俺の会ったのは誰?10分くらい話した。

んで、オカルト板でスレを覗いていると幽霊は現地に来た人間を追い返したいとき、穏便に帰ってもらうようその人間の知っている人間に化けて出てきて、親しく話しながら帰ってもらう方向へ誘導させることがあると言う話をきいてゾッとしたわ。
ということは不良も嘘だった可能性が高い・・・。
なにより俺がDQNに弱いって知られていたってことだ。

思考を読み取るから弱点なんて簡単に割り出せるとスレには書いてあった。
もちろん、気の許せる人間が誰かもお見通し・・・。

そりゃあ、危害を加えることなく帰ってもらえばそれにこしたことはないもんなぁ。