洒落にならないくらい怖くて命の危険を感じた話。

10年くらい前に卒業旅行で南米に行ったんだけど、移動のために国内線の飛行機に何度も乗った。
そのうちの一つが洒落にならないくらい怖かった。

まず機体を見た時に冗談だと思った。
10人位しか乗れないプロペラの複葉機で、木製の機体。
窓の一つには板が打ち付けてあった。

滑走路は砂地。
ミシミシ言いながらも何とか飛び立ったが、それからが恐怖の30分だ。

雲の下を飛んでいたため、雨と風できしむ機体。
天井と窓枠からは雨がにじみ、俺を含め乗客は椅子にしがみつき硬直してた。

斜め前の白人のオッサンはメモ帳に遺書を書いてた。

着陸時、乗客の1人がパニックになる。
ポルトガル語?で騒いでたからよくわかんなかったけど、指差す窓の外を見るとプロペラが一個止まってた。

のんきな感じの機内アナウンスもポルトガル語で意味不明。
ミシミシ言いながら着陸に成功した時には乗客全員ブラーボ!って叫んで抱き合ったよ。

で、何が怖いって、この飛行機は故障したわけじゃない。
普段から片肺で運航してるって聞いた時が最高に怖かった。