私が確か2番目のハゲを咥え込んでたときの話なんだけど、そいつは893なんかとのつながりもある結構ヤバイやつで、手広くビルなんかを経営してて金はあるんだ。
月40万のお手当てとマンション代をもらってたよ。

で、そいつはオカルトというか呪術(でいいのかな)にこってて、「呪い」の実験をするために新しく賃貸し住宅を建てる、っていうんだよ。
中央線沿いに一軒家なんか建てたって金のムダなのに物好きな話。
そいつには、偉い拝み屋の先生がついてて、まあそれも悪いやつなんだ。

で、家は建てた・・・ちっちゃかったけどね。
その家の床下に仕掛けをほどこして、どこまで本当かわからないけど、嬰児の死体やら火葬場の残り灰やらいろいろ埋めて拝み屋の先生と夜中に儀式をやったみたい。
これはみんな寝物語で聞いたんだけどね。

で、その家を格安で貸し出した。
ホントに安いし、新築の一戸建てだから契約の希望が殺到したようだけど、そいつとつるんでる不動産屋が若い夫婦者に貸し出した。
ま、契約希望者の中からそいつが選んだんだけどね。

でどうなったかというと、2年後にその夫婦には奇形児の子供が生まれて、生まれながらに植物状態で生かしとけば一生莫大な治療費がかかるって医者に言われて、こっそり安楽死をお願いしたみたい。

だけどその病院もハゲの息がかかったところで、ハゲはその奇形児を手に入れてまた別の呪いの実験をするって言ってた。
その夫婦は離婚したよ。

家はとり壊された。私は、いろいろ気味悪かったりしてハゲとはきれいに別れてその後かかわってない。

怖くはないだろうけど、ホントの話だよ。