友人に拙者と同じく“視え”“感じる”友人がいるでござる。

彼は『もらいやすく』、少々キツいモノを『もらい』過ぎるとテンパッてしまって、ちょくちょく“心の病院”に入院するのでござる。
拙者は防御値がある程度高いため、『もらって』も軽度の損傷で済むのでござるが・・・。

ある時、『もらい入院』した友人を拙者はさっそく見舞いに行ったでござる。
その病院は知人の病院で、その知人は“感じる”精神科医。

閉鎖病棟でござったが、その食堂にて面会。
色々話し込んでいると、「ピチャポチャ・・・」と水の滴る音が・・・。

『誰か水でもこぼしたか・・・?』

あたりを見回す拙者。

と、そんな拙者の視界に驚くべき光景が・・・!?

なんと、すぐそばに座っていた他の患者が、ムシャムシャと指を食べていたでござる。

「ぷっ!」と爪を吐き出す患者。

水の滴る音は、滴る血の音(大量出血)でござった。
やって来た看護人は、「ふぅ~」とため息ひとつついて処理にあたっていた。