身内にしかしてない話なんだけど、不思議だったことを1つ。

今から5年前まだ実家にいた時、深夜番組を観ながら居間でゴロゴロするのがライフワークになっていた。
周りは住宅地で静まりかえっており、母は2階で既に就寝していた。

するといきなり外から“ドン!!!”って凄まじい落下音が聞こえた。
もうそれは本当に凄くて、隕石が降ってきたとか、雷がすぐ近くで落ちたんじゃないかと思うレベル。

私はもう心臓バクバクいってるし、体が固まって動けなかった。

一人で出て行って確かめるのは怖いので、就寝中の母や近所の人が出てくるまで待とうと思った。
でも母も起きないし、近所の人も出てこない。

その後結局誰も外に出てくる人はいなかった。
あんな異常な音で起きない人がいない訳ないし、色々考え出すと怖くなってきたので、外に出て確認をすることなく、一睡もせずに朝を迎えた。

母が起きてきたのですぐに深夜にあったことを話したが、そんなの聞いていないと言われた。

まもなく親戚から電話が入り、遠くで暮らしていた父方の祖母が亡くなったと言われた。
祖母が息を引き取った時間がちょうど、あの異常な音を聞いた時間と合致していて・・・。
もちろんその時親戚にはそんなこと話さなかったけど、終話後に母と顔を見合わせた。

幽霊の類は信じていないタイプなんだけど、虫の報せだけは信じるキッカケになった昔の話でした。
実家ではよくヘンなこと起こってたけど、あの時と同じようなことは今の所一度もない。