「人間は、死期が近くなると過去が走馬灯のように蘇る」

これを知ったのは、小学生の時に見た恐怖の心霊写真集という本。
徹子の部屋という番組で、エッセイストの向田邦子と黒柳徹子が対談しているシーンを、視聴者がテレビ越しから撮影した写真が掲載されてた。

その写真には、画面いっぱいに謎の少女の顔がくっきりと。
鑑定によると、その少女は向田邦子の幼少時代の姿だという。

徹子の部屋出演から数ヶ月後、向田邦子は飛行機事故に巻き込まれて亡くなった。
つまり、この写真は、死期が近いことを暗示したものだという。
不可解な光景に背筋が寒くなった記憶がある。