うちの実家の話です。
実家は、父の代で建てた家だから古い歴史はない。
昔ながらの大工さんが建ててくれた家だ。
だからか?居心地が良いと言うか・・・、安心出来て暖かい感じ。
うちに遊びに来た人も皆、『心地良い』と言ってくれるそんな家。
私が幼い頃。
はっきりと見たわけじゃないが、家に女の子がいる。
なんて言うか・・・、家に居ると、時々、脳の中に、長い黒髪で小学生くらいの女の子が入ってくる。
例えば、家の廊下を歩いていると、『あ、今、後ろに女の子がいる』って勝手にイメージが入ってくる。
その女の子は、いつも穏やかに微笑んでいる感じ。
実家は、父の代で建てた家だから古い歴史はない。
昔ながらの大工さんが建ててくれた家だ。
だからか?居心地が良いと言うか・・・、安心出来て暖かい感じ。
うちに遊びに来た人も皆、『心地良い』と言ってくれるそんな家。
私が幼い頃。
はっきりと見たわけじゃないが、家に女の子がいる。
なんて言うか・・・、家に居ると、時々、脳の中に、長い黒髪で小学生くらいの女の子が入ってくる。
例えば、家の廊下を歩いていると、『あ、今、後ろに女の子がいる』って勝手にイメージが入ってくる。
その女の子は、いつも穏やかに微笑んでいる感じ。
不思議なことに妹も、『見たことないけど、私もお姉ちゃんと全く同じ女の子を感じる時がある』と言っていた。
成長と共に、その女の子の感覚?はなくなり、私は一人暮らしを始めた。
ある日、母から父の仕事の都合で3年間だけ、家を離れることになったと連絡が来た。
その間、実家は賃貸として人に貸すことにした。
引っ越し前夜。
妹は風邪で高熱を出し2階の部屋で寝ていた。
父は先に転勤先に行っていた為、母は一人で細々とした物をまとめていた。
母が『この家を出るのは寂しいな』と浸っていると・・・ゴトンッ!
2階から大きな物音がした。
妹が起きたのかな?・・・と思った母は、階段の下から「起きたの?」と声をかけた。
だが返事はない。
不思議そうに2階を見上げていた。
その時・・・『ありがとう、待ってるね』と、女の子の声が背後から聞こえ、同時に誰かが後ろを横切った気配を感じたらしい。
後ろを振り返るが誰もいない。
不思議に思いながら、妹の様子を見に行くと、熱はすっかり下がり熟睡していた。
賃貸する為、賃貸業者を家に呼んだ時にこんなことを言われた。
「この築年数なのに、とても家の状態が良いですね。綺麗に使われている。大事に家をお使いになっていたんですね。家が喜んでますよ」と。
確かに母は、家族が集まるこの家を大事に使っていた。
毎朝、玄関を掃き、床は雑巾で拭き掃除をし、庭の手入れもしていた。
あの女の子は家の何なのか・・・。
現在は実家の家に両親が戻っており、仲良く暮らしている。
母は、今も時折、女の子の笑い声や気配を感じるらしい。
成長と共に、その女の子の感覚?はなくなり、私は一人暮らしを始めた。
ある日、母から父の仕事の都合で3年間だけ、家を離れることになったと連絡が来た。
その間、実家は賃貸として人に貸すことにした。
引っ越し前夜。
妹は風邪で高熱を出し2階の部屋で寝ていた。
父は先に転勤先に行っていた為、母は一人で細々とした物をまとめていた。
母が『この家を出るのは寂しいな』と浸っていると・・・ゴトンッ!
2階から大きな物音がした。
妹が起きたのかな?・・・と思った母は、階段の下から「起きたの?」と声をかけた。
だが返事はない。
不思議そうに2階を見上げていた。
その時・・・『ありがとう、待ってるね』と、女の子の声が背後から聞こえ、同時に誰かが後ろを横切った気配を感じたらしい。
後ろを振り返るが誰もいない。
不思議に思いながら、妹の様子を見に行くと、熱はすっかり下がり熟睡していた。
賃貸する為、賃貸業者を家に呼んだ時にこんなことを言われた。
「この築年数なのに、とても家の状態が良いですね。綺麗に使われている。大事に家をお使いになっていたんですね。家が喜んでますよ」と。
確かに母は、家族が集まるこの家を大事に使っていた。
毎朝、玄関を掃き、床は雑巾で拭き掃除をし、庭の手入れもしていた。
あの女の子は家の何なのか・・・。
現在は実家の家に両親が戻っており、仲良く暮らしている。
母は、今も時折、女の子の笑い声や気配を感じるらしい。
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