たいして怖い話ではないんですが・・・。

お盆に一人で墓参りに行ったときのことです。

霊園に着いたのが正午だったせいか、自分以外、誰もおりませんでした。
バケツを運ぶ途中、お墓の前にしゃがんで拝む女性を発見。

「ああ、自分以外にも参拝者がいたんだ」

そう思いながらその女性の横を通り過ぎ、なんとなく振り向いた瞬間、その女性の姿は消えていました。(今日、そこの霊園に墓参りに行くんだけど、今度は何もないといいな)

それから以前住んでいた家は幽霊が出ました。

親戚の間では「幽霊の出る家」と噂されていたせいか、ある日、叔母が「有名な霊能者に見てもらった。アンタんとこの裏のトイレは鬼門だから、あれをつぶしなさいと言われた」と電話してきました。

我が家では一階部分に二箇所トイレがあったのですが、叔母の親切に感謝しつつ、指示通り裏のトイレをつぶしました。

その後、再び叔母から「この間の霊能者は高齢のため、ボケてたらしいわ。トイレと鬼門は関係ないからねー。今度はちゃんとした先生を紹介するよ」と連絡が・・・。

二人目の霊能者のおかげで怪現象は納まりましたが、少し切なかったです。