宗教関連で思い出したことがあるんで書いてみる。

今は疎遠みたいだが、昔、親父の知り合いにAさんって50代の男の人が居た。

大手企業に勤めて収入も多く、結構いい家に住んでいて、ホント絵に描いたような幸せな家庭だったらしい。

Aさん夫妻には子供が居て、20代の男の兄弟だったんだが、兄弟揃ってバイク好きだったそうな。

でもある日、長男がバイクで事故死。
次男がその2年後だかに同じくバイクで事故死した。

さすがにAさん夫妻はかなり精神的に参ったらしく、奥さんがとある新興宗教に入信しちゃったらしい。

Aさんは止めさせようとしたんだけど、ミイラ取りがミイラになるというか、Aさんも結局入信しちゃって、しまいにゃ会社も辞め、自宅売ってそのお金をお布施したりしたそうだ。

人の不幸に付け込む宗教には心底腹立つが、ただ、Aさん夫妻がそれで救われてるんなら、周りは何も言えんかったわと親父が言ってたのを思い出す。