ちょうど10年前の話です。 10年前、我が家には1匹の猫がいました。 メスの三毛猫で、赤川次郎の小説から名前をとって三毛猫ホームズという名前でした。 ホームズは毛並がとても美しく、自分でもそれを知っているかのような気位の高い女王様タイプの猫でした。 気 ...
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2014年11月
【日常に潜む恐怖】白い糸の悲劇
日常に潜む恐怖
私の姉の話。 半年前、市内の某市民病院にて子宮筋腫の手術を行った。 二週間ほど入院した後、特に異常も見られなかったので普通に退院した。 退院してからしばらくして、姉が私に下腹部を見せてしきりにたずねてくるようになった。 「・・・ガーゼあてられててよく ...
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【不思議体験】面白い経歴の浮浪者
不思議体験
これから話す内容はムラさん(仮名)から聞いた話。 その日、僕はムラさんの部屋で男二人飲んでいた。 ムラさんの仕事はフリーの社会派ライター。 当時、部落や公園を回っては浮浪者から、なぜ今の生活に落ち着いたのかなど過去を聞いて回り、いずれ本にまとめて発表 ...
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【心霊・幽霊】また連れてきたか・・・。
心霊・幽霊
ちょうど一年ほど前の話になります。 当時、私はアパートで彼氏と同棲していました。 小さい頃から霊感が強かった私とは裏腹に、幽霊とは無縁な生活を送ってきた彼氏ですが、一緒に住むようになってから少しずつ何かを感じるようになっていたそうです。 私はその時、 ...
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【日常に潜む恐怖】A君が野球をやめた理由
日常に潜む恐怖
ある大学でずっと前に起きた話。 A君は大学の野球部のレギュラー投手でした。 体格は良く、身長は180cmを超える大柄な青年です。 テストの時期が迫ったある日、A君は大学の図書館で勉強していました。 静かな図書館で勉強がはかどったため、気がついた時には ...
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【不思議体験】だれだ、おまえは
不思議体験
携帯で友達と話してたんだけど、急にプチッと切れちゃったんだよね。 「あれ?電波届いてないのかなー」と思ったけど、普通に外だったし、マーク見ても三本立ってる。 「どっか変なとこでも触ったか?」とかあちこち見てみた。 結局なんもなかったから、首をかしげて ...
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【心霊・幽霊】おじいちゃんの臭いがする
心霊・幽霊
当時、高校生だった私はまだ実家に住んでいました。 うちの実家は古い建物で、木造の二階建てです。 階段を登ると床がきしみ、『ギッギッ』という音がします。 これはおじいちゃんが亡くなってからしばらくした時の話です。 私の部屋は二階だったので、よく自分の部 ...
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【怨念・呪い】生きた人を道づれ
怨念・呪い
漫画家の水木しげるが書いた「のんのんばあ」の話に「引っぱる」というのが出てくるが、数十年前まで俺の住んでいた地方でもこれに似たことがあったんで書いてみる。 当時、自分はまだ小学生だった。 「引っぱる」というのは、今まさに死んでいく人間はその死のまぎわ ...
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【日常に潜む恐怖】自分は、母親を殺したようです
日常に潜む恐怖
自分は、母親を殺したようです。 たぶん小学校に上がる前の5歳くらいの時のこと。 江ノ島に家族と母親の友人家族と海水浴の帰りにおみやげ屋さんで買い物をしました。 僕は、確かハリセンボンの剥製(はくせい)か何かを欲しがったのですが、それは高くて買ってもらえ ...
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【不思議体験】海水浴場での不思議体験
不思議体験
それは今から4年前の夏。 私、妻、子供2人で海水浴場へ行ったときのことだ。 この事件に巻き込まれるのは長男なのだが、長男はぶっちゃけカナヅチだった。 根源は私にある。 長男がまだヨチヨチ歩きの頃だった。 当然お風呂へ一人で入れない長男はいつだって私か ...
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【心霊・幽霊】黒い靄に包まれた女の子
心霊・幽霊
これは私が小学生6年生の時の話です。 その時私は京都で母と二人で2階建ての集合住宅に住んでいました。 その建物は少し変わっていて、一つの住宅が一軒家のように階段があって2階建てなのですが、ベランダもつながっていて、長屋のような感じの住宅でした。 家の作り ...
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【不思議体験】京都の判子屋の力
不思議体験
怖くないけど不思議な話。 25歳なんだがこの前実家に帰ったときオカンと話てて、俺が物心つく前に不思議な出来事があったみたい。 俺は生まれた頃から病弱で病院が家みたいな感じだったらしく、点滴も打つ場所が無いくらいやってたらしい、骨髄液(背中をエビゾリにし ...
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【怨念・呪い】虫などではなく人の指[後編]
怨念・呪い
なんで俺は生きてるのかってことと、フィンガーさんは最後に俺の頬に突き刺さったが、それまでは優しい霊?だったぞと尋ねた。 すると、◯家のワラズマは特別なので、中に何が入っているかは、作った当初から行者以外は誰も知らなかったそうで開けたのが、行者オリジナルだ ...
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【怨念・呪い】虫などではなく人の指[中編]
怨念・呪い
そこでハッとして、幼児期に会ったフィンガーさんのことを思い出した。 つーか、それまでなぜかフィンガーさんのことをすっかり忘れていたんだ。 たぶん気を失って、実家で目が覚めた時にはもう忘れていたと思う。 じゃなきゃ、あんな体験、親に話してただろうし。 す ...
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【怨念・呪い】虫などではなく人の指[前編]
怨念・呪い
子供の頃に変なものを見た。 遠縁で実際は血が繋がってないんだけど、親同士の仲がいいので俺は夏休みになると毎年◯家に何泊かしていた。 俺はその頃4歳くらいだった。 昼過ぎに遊び疲れて仏間の隣の部屋で寝ていると、側でポタッポタッって音がする。 で、なんか ...
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